自動車ローンは、金利の値下げ交渉が可能な場合が有ります。しかし、金利の値引き交渉をせずに、金利の高い自動車ローンを契約して無駄な金利費用(利息)を支払っている人が意外に多いんです。
おそらく、車販売店の担当者の「この自動車ローンはお得です」とか「この自動車ローンは審査が通り易いです」などと言った、尤(もっと)もらしいセールストークに対して、疑いをかけることなく契約してしまっているためでしょう。
これから車を購入する人は、自動車ローンの金利の値下げ交渉をして、無駄な金利費用を節約しましょう。
金利の違いで金利費用はこれだけ変わる
自動車ローンの金利が高ければ、それだけ金利費用も大きくなり、逆に金利が低ければ金利費用も小さくなります。ただ、金利は「%」で表示されているので、金額としてイメージしにくい人も多いのではないでしょうか?
「1、2%」程度の金利の違いなら、そこまで金利費用に大きな影響を与えないでしょ?と思っている人もいるかもしれません。
そこで、自動車ローンの金利の値引き交渉の話をする前に、金利の違いによって金利費用がどれだけ異なるのか、具体例を挙げて紹介したいと思います。
○車体価格200万円
○元利均等返済
○頭金・ボーナス払い無し
支払回数 | 金利6% | 金利8.5% | 金利費用の差額 | |
---|---|---|---|---|
36回払い | 毎月の支払い | 60,844円 | 63,135円 | 2,291円 |
支払総額 | 2,190,379円 | 2,272,863円 | 82,484円 | |
48回払い | 毎月の支払い | 46,970円 | 49,297円 | 2,309円 |
支払総額 | 2,254,563円 | 2,366,237円 | 111,674円 | |
60回払い | 毎月の支払い | 38,666円 | 41,033円 | 2,367円 |
支払総額 | 2,319,936円 | 2,461,984円 | 142,048円 |
上記の表は自動車金利のシュミレーションサイトを利用して計算した概算値です。
金利6%の自動車ローンと金利8.5%の自動車ローンでは、金利費用の差額は60回払いの場合で約14万円にもなります。それだけ支払い総額も多くなるんです。2.5%の金利の違いでこの結果です。
自動車ローンの商品の中には、金利が10%を超える物も有ります。このような自動車ローンを契約すると、どれだけ無駄な金利費用を支払う事になるのか・・・言うまでも有りませんよね。
以上の事から、無駄な金利費用を節約するために、自動車ローン金利の値引き交渉は必ず行うようにしましょう。
なお、金利の値引き交渉以外にも、頭金の金額を増やしたり、返済期間を短くする事によって金利費用を節約する事が出来ます。
信販会社の自動車ローン金利の値引き交渉術
ほとんどの中古車販売店や新車ディーラーでは、複数の信販会社の自動車ローンを取り扱っています。金利は低い物から高い物まで様々です。
同じ信販会社の自動車ローンでも異なる金利の商品を複数扱っています。
そして、車の販売店は基本的に、自らの裁量で、取り扱っている自動車ローンを使い分ける事が出来ます。
そのため、取り扱っている自動車ローンの中から、低い金利の自動車ローンで組んで貰えるように、金利の値引き交渉をする事が可能です。
ただし、「中古車販売店の自動車ローンの金利が高い理由」の記事で紹介したように、販売店は、お客様に金利の高い自動車ローンを契約してもらう事によって、信販会社からバックマージンを受け取っています。
ゆえに、金利の値引き交渉にすんなりと応じてくれる事は有りません。むしろ、少しでも金利の高い自動車ローンを勧めてくるはずです。
したがって、競合店や銀行などの自動車ローンの金利を引き合いに出したり、頭金の追加準備などを理由に購入の先延ばしを仄めかしたりして、販売店側と金利値引きの交渉を行いましょう。
それでも販売店が金利の値引きを行ってくれない場合は、販売店を変えるか・銀行やJAなどの自動車ローンを組む事を考えましょう。
銀行やJA、労金など金融機関の自動車ローンは値引き交渉は難しい
銀行やJA、労金など金融機関の自動車ローンの金利は、基本的に低く設定されているので、そこから更に金利を低くするように交渉をしてもなかなか値引きを受ける事は難しいでしょう。
他行の金利や他地域のJAの金利などを交渉材料にする手も考えられますが、「そちらはそちら、こちらはこちら」と断られるのがオチです。
ただし、金融機関は「自社サービスを利用することによる金利の引き下げ制度」を用意しているので、制度を利用する事が出来れば、店頭表示金利よりも低い金利で自動車ローンを組む事が出来ます。
例えば、給与振込口座に指定している、住宅ローンを組んでいるなどです。詳しくは最寄の各店頭窓口で確認してみて下さい。
車本体の購入価格の値引きも金利費用を節約するためには重要
借入金額が少なければ、当然金利費用も少なくなります。金利費用を節約するためには、金利の値引き交渉も大切ですが、車体購入価格の値引き交渉も重要になります。
新車の車体購入価格の値引き交渉
新車の主な値引き交渉の項目は、以下の通りです。
- 車両本体価格
- オプション
- 諸費用(納車費用や手続の代行手数料など)
車両本体価格が最も大きな値引きを受ける事が出来ます。値引額の目標は車両本体価格の10%~20%を目安にすれば良いでしょう。
また、車両本体価格の値引きの次に重要なのが「オプション」と「諸費用」の値引きです。
あと、新車に乗り換える場合には、旧愛車を下取りに出すのではなく、買取業者に査定を依頼しましょう。基本的に下取りよりも買取の方が高く売れるケースが多いです。
車の下取り査定をする前に買取専門業者の査定を利用した方が良い理由
中古車の車体購入価格の値引き交渉
中古車は新車のように定価が無いので、値引き交渉が難しいという側面が有ります。しかし、値引き交渉が不可能というわけでは有りません。むしろ、可能な場合が多いです。
車両本体価格の値引きが無理だったとしても、各種代行手続きの費用の値引きの交渉は可能な場合が多いです。
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