輸入車といえば今も昔も人気の車種なので、どこで頼んでも高価買い取りになると思う人は多いです。
ただし、それは大きな落とし穴。高価で車査定されていないのもよくある話。
あなたも「中古の輸入車を高く買ってもらうにはどうすればいい?」と、色々な知識を調べていることでしょう。
もし現在進行形で「輸入車の売却」について調べているなら、以下のような疑問を持っていませんか?
- 輸入車専門の買取店に売却すると、買取金額はどうなるのか
- 一般的な買取店に輸入車を売却する方が、専門店よりも高くなるって本当?
- 輸入車ディーラーに売却するのが一番高い買取価格になるの?
- 高価で売却するコツと、高価買取になる輸入車メーカーを知りたい
今回の記事では、上記のような「輸入車の売却」に関する疑問が、すっきり解決できる知識を紹介していきます。
この記事を最後まで読んでもらうだけで、輸入車の売却を理解するために必要な知識をバッチリ網羅できますよ。
また輸入車を確実に高価買取してもらうためには、絶対に必要といえる「車一括査定」の重要性や有用性についても見ていきます。
輸入車だけを販売している買取店に売却するとどうなるのか
この章であなたが得ることができる知識の要点をまとめると、以下の通りになります。
- 輸入車は専門の買取店に売却したほうが高く売れる可能性が高い
- 輸入車を求める人の方が国産車を求める人よりも少ない
- 輸入車専門店に売却するなら「高くも安くもなる」可能性がある
要点をおさえてもらったところで、さっそく次項より詳しい解説を見ていきましょう。
輸入車は専門の買取店に売却したほうが高く売れる可能性が高い
輸入車を高く売るには、輸入車を専門にしている買取店に査定を依頼してみましょう。
専門店ではバックオーダーと言って、顧客に希望する車を予め聞いておいて、該当車を探して希望の車が見つかれば顧客に連絡して販売する、という形式を採用しています(勿論、通常の店頭販売も行っています)。
専門の買取店同士でバックオーダーの情報を共有している場合も有ります。
売ろうとしている車がバックオーダーの該当車だった場合には、買取店は喉から手が出るほど買い取りたいはずなので、高額査定となる可能性が非常に高いです。
なぜ専門店がこのような販売形式を採用するのか、と言うと日本における輸入車の流通量が国産車のそれと比べると少なく、顧客が希望する中古車をすぐ見つける事が出来ないからです。
輸入車を求める人の方が国産車を求める人よりも少ない
「流通量が少ない」という事は、裏を返せば「需要が少ない」とも言えます。
2015年に登録された中古車台数は約600万台で、そのうち外車・輸入車は約50万台となっています。
外車・輸入車の中古車登録台数に占める割合を計算してみると、約8%となります(参考:自販連、全軽自会、日自輸入組合)。
データ上からも外車・輸入車を求める人の方が国産車を求める人よりも少ない事が分かります。
そのため、売ろうとしている愛車が、バックオーダーにマッチする可能性はそれほど高くありません。
輸入車専門店に売却すると「高くも安くもなる」可能性がある
バックオーダーにマッチしない車両は、長期在庫となるリスクが有るため、専門店としては高額な買取金額を提示することが難しいとも言えます。
輸入車を専門店に売却するときは「高く売れる可能性も有るが高く売れない可能性も有る」という事を念頭において査定をして貰いましょう。
以上、「輸入車専門の買取店での売却」について解説しました。
では輸入専門店ではなく、一般的な買取店で輸入車を売却するとどうなるのでしょうか。
次章より解説していきます。
2.一般的な買取店に輸入車を売却したらどうなるのか
この章であなたが知ることが可能な知識の要点をピックアップすると、以下の通りになります。
- 一般的な買取店では買取金額が低くなりやすい
- 輸入車は国産車に比べて需要がかなり少ないので査定額が低くなる
- 流通量が少なく競売相場が予想しにくいのも買取金額が低い理由
要点を確認してもらったところで、次項より具体的な解説について見ていきましょう。
一般的な買取店では買取金額が低くなりやすい
ここでいう「一般的な買取店」とは、国産車・外車を問わず幅広い車種の買取業務を行っている買取店を指します。例えば、ガリバーやカーチスなどですね。
一般的な買取店は輸入車の査定額を低く見積もる傾向が有ります。
その理由は「外車は国産車に比べて需要がかなり少ない」「流通量が少ないのでオークション相場が予想しにくい」の2つです。
外車は国産車に比べて需要がかなり少ないので査定額が低くなる
外車の需要は国産車のそれと比べるとかなり少なかったですよね。そのため、専門店と同様に、一般の買取店でも「需要が少ない=在庫となる可能性が高い」と考えます。
買いたい人が少ないわけですから、当然と言えば当然ですよね。
こうなると、行き着く先は同じで、買取金額は在庫リスクが反映された低い金額になってしまいます。
流通量が少なく競売相場が予想しにくいのも買取金額が低い理由
一般的な買取店は、買い取った中古車のほとんどをオークションに出品するので、査定時にオークション相場を予想し買取金額を算定します。
オークション相場は流通量が多い車種ほど取引データが多くなるので予想しやすくなる、という性質が有ります。
流通量の少ない外車・輸入車は当然取引データも少ないので、オークション相場を予想する事が難しいです。
こういった状況で、買取店はどのような買取金額を提示するでしょうか?
普通に考えれば、低めの査定金額になってしまいますよね。この状況で高額査定を勝ち取るのは中々難しいと思います。
しかも、相場予想が外れる事を恐れて、車本来の価値とは関係の無い減額が行われるかもしれません。
以上、「一般的な買取店での輸入車売却」を紹介しました。
では一般的な買取店舗ではなく、輸入車を購入した正規店(ディーラー)で売却するとどうなるのでしょうか。
次章より紹介していきます。
3.輸入車を買った正規店に売却した場合はどうなるのか
この章であなたにおさえておいてもらいたい知識に関する要点を先に伝えると、以下の通りになります。
- 輸入車ディーラーで売却してもそこまで高くならない
- 正規ディーラーは輸入車を買取しても利益を出せない
- ディーラーは買い換えを促すために買取しているだけ
ではそれぞれの内容を、次項より詳しく解説していきましょう。
輸入車ディーラーで売却してもそこまで高くならない
輸入車は、デザインがオシャレで個性的で、ラグジュアリーな印象があり、所有する満足感もハイレベルなため、そんな魅力に心奪われて輸入車を購入した人も多いかと思います。
しかし売るときのことを考えて輸入車を買い求める人は少ないのではないでしょうか。
結論からいいますと、輸入車は輸入車ディーラーで売却する場合、そこまで高くならないというデメリットがあります。
正規ディーラーは輸入車を買取しても利益を出せない
輸入車ユーザーの多くが、「自分の車を購入したディーラーで売れば、一番高く売れる」と思いますが、そもそも輸入車ディーラーは新車を売ることで生業を立てる場所です。
そのため、たとえあなたが購入した輸入車メーカーでも、自社の中古車をうまく捌けるわけではありません。
つまり、ディーラーは輸入車の中古車買取を実施したところで、思った以上に利益を出せないのです。
ディーラーは買い換えを促すために買取しているだけ
それでは、利益につながりにくい輸入車を、なぜディーラーはわざわざ買取してくれるのでしょうか。
ユーザーからすると、車の乗り換えが同じお店でできれば、手間がかからなくて有難いです。
つまり、輸入車ディーラーが買取サービスを実施しているのは、新車を買ってもらうためのアシスト体制の一環と言えます。
しかしながら輸入車ディーラーも営利目的が基本なので、自社の輸入車を買取するにしても、できるだけ「失敗の可能性」を下げなければいけません。
そのため、輸入車ディーラーは、多少無理してでも安く買取する必要があり、これが購入したディーラーでも高くは売れない理由です。
以上、「輸入車ディーラーに売却した場合はどうなるのか」を詳しく見ていきました。
ではディーラーや専門店舗など、買取先の違いに左右されることなく使える、汎用的な「高価買取になるコツ」はないのでしょうか?
次章より「高価で売却できる輸入車メーカー」とともに解説していきます。
4.高価買取になるコツと高価で売却できる輸入車メーカー4社
この章で絶対に理解していただきたい要点をまとめておくと、以下の通りになります。
- 高価買取を狙うのであれば「車一括査定」を使うのがベスト
- ドイツ車は輸入車の中でも圧倒的に人気
- ノンカスタムの輸入車の方が高く売却できる可能性大
- 人気なのは「ベンツ」「ロールスロイス」「フェラーリ」「BMW」
ではさっそくそれぞれの要点について、次項より詳しい解説をしていきましょう。
高価買取を狙うのであれば「車一括査定」を使うのがベスト
自分の車はもっと価値があるのに、買取店舗によって金額が変わるのは、正直納得がいかないもの。
ただ店舗によって買取価格が変わるのは純然たる事実です。
それを受け入れて、いかに「高価買取してくれる店舗を効率的に探すか」が、高価買取のコツになります。
そこで頼りになるのが、複数の業者の見積もりを出して最高値を見つけ出すことができる「車一括査定」です。
車一括査定なら、一回のエントリーで複数の業者から見積もりがもらえるので、効率的に高価買取してもらえる業者がみつかりますよ。
ドイツ車は輸入車の中でも圧倒的に人気
知っておくとさらに高価買取になる可能性が高くなるのが「人気車種の傾向」です。
国ごとの特徴としては、ドイツ車の人気を越えるものはなく、逆にそこまで人気が沸騰してこないのがイタリア車やフランス車などになります。
ドイツ車はもちろんのこと、それ以外の輸入車も高く売りたいなら、保証書と整備記録簿をストックしておくことです。
対象となる車がきちんと整備されていたかどうかという「故障の有無の証明」となる為、ストックしておくと査定が有利に働きますよ。
ノンカスタムの輸入車の方が高く売却できる可能性大
輸入車の場合はカスタムしたものよりも、メーカー供給の状態の方が査定は有利に働く事例が多いです。
また相場を正しく把握していない業者に対して査定をお願いしても、適当な査定額を提示されマイナスを被ってしまうので要注意です。
やはり輸入車だけに絞った買取業者にオファーをかけるという選択肢が、ベストな決断だといえるでしょう。
人気なのは「ベンツ」「ロールスロイス」「フェラーリ」「BMW」
輸入車の中でもニーズのあるのは「BMW」「メルセデスベンツ」「ロールスロイス」「フェラーリ」です。
それぞれの輸入車メーカーの特徴となぜ人気なのか、紹介していきましょう。
メルセデスベンツ
世界ではじめての自動車を作り上げたのは、メルセデスベンツの生みの親です。
生みの親であることから、圧倒的な信頼感とブランド力がありますが、色による値段の違いもあるので注意が必要です。
ロールスロイス
存在感のあるフロントマスクはもちろんのこと、パルテノン神殿を模したというデザインラインが理由で、高い人気を誇ります。
車内の静かさはもちろんのこと、車外でもエンジン音が聞こえてこない点、こだわり抜かれた構成部品の数々、手間暇かけた製造工程から多くの人気を勝ち得ています。
フェラーリ
フェラーリは「成功者の象徴」としてのポジションがあり、今も昔もずっと人気があります。
しかし店頭価格と買い取りのマーケットプライスに差があるため、売却する際はリスクが伴うでしょう。
BMW
人気の理由は、ドイツ車ならではともいえる日本車にはない走行安定性など、目に見えないスポットにお金をかけている感じがひしひしと伝わってくることです。
実際に人気色や走行距離の少ないものは、すぐ売り切れるマーケットとなっています。
以上、「高価で売却するコツと高価買取になる輸入車メーカー4社」について解説してきました。
この章で解説した知識は「輸入車の売却」を理解する上で重要な知識なので、必ずおさえておくようにしてください。
まとめ
以上、「輸入車の売却」をテーマとして、多種多様な知識をレクチャーしてきましたが、いかがだったでしょうか?
輸入車だけを販売している買取店に売却すると、「高くも安くもなる」可能性があります。
一方、一般的な買取店に輸入車を売却すると、輸入車専門ではない買取店だと買取金額が低くなりやすいので注意が必要です。
どちらかに売却するのであれば、専門店を選んでおくと後悔することはないでしょう。
また輸入車を買った正規店に売却したとしても、そこまで高くならないが実情です。
正規ディーラーだからといって高価買取になるわけではないので、あらかじめ注意が必要です。
これらの状況を受け入れて、いかに「高価買取してくれる店舗を効率的に探すか」が、高価買取のコツになります。
そこで頼りになるのが、複数の業者の見積もりを出して最高値を見つけ出すことができる「車一括査定」です。
車一括査定なら、一回のエントリーで複数の業者から見積もりがもらえるので、効率的に高価買取してもらえる業者がみつかりますよ。
「ベンツ」などの車は、輸入車の中でも圧倒的に人気なので、「車一括査定」を駆使すれば、さらなる金額UPが期待できるでしょう。
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