これから中古自動車の購入を考えている人にとって参考になる情報を提供している組織に、「一般社団法人 日本中古自動車販売協会連合会(JU中販連)」というものがあります。
普段生活しているとあまり聞き慣れない組織だと思うので、一体どのような活動をしている組織なのか紹介していきたいと思います。
JU中販連とは?
JU中販連は昭和50年3月に社団法人として通商産業・運輸両省の許可を受けた団体で、以下の事業目的をもって活動しています。
中古自動車販売業の健全な発展を図るため、中古自動車の販売を主たる業とする企業の体制の高度化と中古自動車の公正な流通の促進を推進するとともに、消費者利益の保護、環境の保全、安全の確保等、国の行政施策に協力することにより、国民経済の健全な発展に寄与することを目的とする。
中古自動車の業界の発展と信頼性の確保等を目的としているということですね、別途記事にしている公取協(参考記事:自動車公正取引協議会(公取協)とは?加盟店は信頼の証)と似た様な活動をしていることが分かります。
JU中販連には、平成24年3月時点で9,787社が会員として登録されており、全会員を合わせると年間100万台にも及ぶ中古自動車の取引が行われています。公取協と同様、中販連に加入している業者は「きちんとした業者であるという一定の安心感」があります。
もちろん、JU中販連に加盟しているからといって100%安心できる業者では有りません。安心できる業者か否かを自分の目で確かめられるようにならないと、満足した中古車ライフは過ごせませんよ!
活動内容
JU中販連では以下のように、様々な中古自動車に関する活動を行っています。
消費者に対する情報提供・相談
消費者が中古車を購入する際に気をつけるべきポイントを分かりやすく解説したり、中古自動車の売買時によく発生するトラブルをQ&A方式で解説しています。また、JU中販連自動音声相談サービスとして、24時間体制で中古車に関する相談を電話でする事が出来ます。
中古自動車販売士制度の運用
消費者、特に初心者ユーザーは中古車を買うときに沢山の心配事が出てくるようです。例えば、以下の様な事例は中古車を買う時に必ず気になってしまう事項ですよね。
- 専門的な知識が無いため粗悪な中古自動車を買わされるのではないか?
- 適切な接客を販売員がしてくれるだろうか?
- 諸費用を誤魔化されたりしないだろうか?
そこで中販連では会員中古自動車販売店の販売員を育てる為に、中古自動車販売士の制度をスタートし、試験に合格し一定の研修を修了した者に中古自動車販売士の資格を付与してしています。研修では販売に関する知識だけでなく、接客姿勢などについても学ぶ必要が有ります。
従って、中古自動車販売士が居る販売店であれば、一定水準以上の知識・態度で接客してくれるので、初心者を鴨にするような取引はしない可能性が高いと言えます。但し、こちらもあくまで参考基準なので、良い販売店か否かは自分の目で確かめられるようになって下さいね!
なお、これから行こうとしている店に「中古自動車販売士がいるかどうかは販売士検索ページから検索することが出来ます。
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