新車買うとき、あなたは販売店をいくつもハシゴして値段が低い店を探すでしょうか?あまりしないですよね。なぜなら、新車の場合は基本的に同じ車種・グレードの車は、販売店が変わっても値段が統一されている為、販売店毎で値段の違いが殆ど無いからです。
では、新車の場合は本当にどこで購入しても値段は変わらないのでしょうか?答えは「No」です。「未使用車」の見積りを活用すれば、他店で値引きを受けられる可能性あるのです。どういう事か、以下で見ていきましょう。
他店の見積もりを見せれば安くなる!?
まずは、最初に行った新車ディーラーで値引き交渉をしてみましょう。中古車を買う場合は、値引き交渉する方が多いと思いますが、新車でも同じ様に値引き交渉をする価値はあります。
もし値引きに応じてくれなかったとしても、オプション装備を付けてくれたりする場合があるので、実質的に値引きを受けたのと同じことになります。
一通り値引き交渉したら、販売店から見積書を発行してもらいましょう。そして、この見積書を持って他店で交渉をすると、口頭で交渉するよりも説得力があるので値引きを受けられる可能性が上がります。
近隣の新車販売店では価格は統一されていることが多いですが、県をまたぐと若干値引き額に差が出る場合があるので、県外の販売店に出向くというのも一つの手ですね。
未使用車の見積書を活用
「マイカー選びでこんなに差がつくお金の話(著:栗本佳孝)」の102〜103ページでは、新車の値引き交渉の有効な手段として次の様な方法が紹介されていました。それは、「未使用車の見積もりを新車ディーラーに提示する」というものです。
そもそも「未使用車(新古車と言われる事もあります)」とは、「ナンバー登録はされているけど、使用されていない車」のことを言います。未使用車は、法律上はナンバー登録され車検も通っているので、次にオーナーとなる人は「中古車」として買うことになります。
新古車とは~メリットやデメリットなどまとめて解説
新車ディーラーが報奨金欲しさに買った車は新古車になる可能性あり
今までに誰も乗っていない(※)ので「新車」の様なものですが、中古車扱いとなるので同じ値段で販売する事は出来ず、新車市場価格の10%引き程度で販売されます。
※:走行距離がゼロと言う訳では有りません。移動等で動かす事は有るので、未使用車でも走行距離が数キロ程度となっている事は有ります。
そこで、この「未使用車」の見積書を他店でもらってきて(※)、値引き交渉をするというのも有効な手段なのです。未使用車の価格を提示すると、販売店のノルマの状況やその車の人気具合にもよりますが、同程度まで値下げをしてくれることがありますよ。
※:未使用車の見積書を出した販売店に迷惑がかかるのでは?と思うかもしれないですが、販売店同士は特に気にしない様です。
コラム:新車もネット通販で買った方がお得では?という疑問
一般的に大量生産されている家電や消耗品等は、店頭販売されているものよりも、ネット通販で購入する方が安く購入する事が出来ます。これは、主に商品を販売する為の人件費等の経費を抑える事が出来るので、売値を下げても利益が出る事が原因です。
新車についても、ネットで購入すれば値引き交渉で頑張って駆け引きをする必要も無く、販売店もコスト削減が出来るので「安く購入出来るのでは?」と思いますよね。しかし、残念ながら新車市場は今の所、家電等の様にネットの方が安く購入出来るといった状況には有りません。
ネット上では見積りを取り、それを「販売店持って行き交渉に使う程度」と考えておいた方が、最終的に納得のいく買い物が出来るでしょうね。
■参考記事
新車の値引き交渉術まとめ~出来るだけ新車を安く買う方法!
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