スズキの十八番は「軽自動車」ですが、ソリオは5ナンバーのコンパクトカーです。スズキにしては珍しい登録車です。軽自動車開発のノウハウを活かして、サイズ以上の室内空間を作り上げているので、実用性においても高い評価を獲得しています。
以下で、ソリオの中古車買取情報やその特徴について見ていきましょう。
中古車査定相場予想
(2015年8月21日 現在)
参考媒体 | 形態 | 価格(単位:万) |
---|---|---|
価格.com | 個人売買 *1 | 61~181 |
カーセンサー | 買取相場 | 126.2 |
Goo-net | 市場価格 | 95.8 |
ソリオの平均的な中古車査定相場は、75万~107万円と予想されます。(*2)
*1 価格com-ヤフオク予想買取価格より。
*2 上記3媒体の「個人間売買」「実際の買取価格」「市場価格」から判断した予想額。
なお、上記は年代等を考慮していない車全体の平均買取価額の予想です
スペック
項目 | 詳細 |
---|---|
新車価格帯 | 145万~198万 |
車種 | コンパクトカー |
燃費 | 19.4km/L~25.4km/L |
排気量 | 1.2L |
エコカー減税額 | 取得税60%、重量税50% *1 |
乗員 | 5人乗り |
ドア数 | 5ドア |
全長×全幅×全高 | 3710×1620×1765mm |
パワーウェイトレシオ | 11.54kg/ps *1 |
*1 グレードX-DJE(2WD)の場合
燃費について
ソリオの実燃費は、発進・停止の多い街中では14km/L~15km/L、流れの良い道では18km/L~20km/Lといった感じです。
実燃費の悪い車は、街中ではカタログ値の半分以下の燃費になってしまいますが、その点、ソリオはカタログ値の60%弱の数値となっているので、燃費性能は悪くはないと言えるでしょう。
ピックアップポイント
ソリオの注目ポイントについて解説していきます。
■よりコンパクトな全幅・全長だけど、小回りは△■
コンパクトカーの中では珍しく、全幅が1620mmしか有りません。人気コンパクトカーのアクアやフィットなどの全幅は、5ナンバーサイズギリギリの1695mmなので少し小さめ。
また、全長も3710mmとなっていて、さきほどの両車の全長約4000mmと比較すると、やや短い設計です。よりコンパクトな設計である事から、小回りが効くのかと思ったらそうでは有りません。
サイズの大きいアクアやフィットの最小小回り半径は「4.7~4.9m」であるのに対して、ソリオは「5m」も有ります。「なんでやねん!?」とツッコミたくなるところです。
■後席はスライドドア(電動スライドドアを標準装備)■
後席ドアはスライド式になっておりミニバンのような設計です。
また、後席左側のドアは、全グレード電動スライドドアが標準装備されていて、最上級のグレードSでは両側が電動スライドドアとなっています。
スライドドアが装備されているおかげで、乗降性に関する実用性はミニバンに匹敵します。ただし、サイズが小さい分、積載能力が低い事は知っておいて下さい。
■ウォークスルーを採用■
座席の移動がしやすいウォークスルーを採用し、実用性の高さから、ミニバンに乗っているような錯覚を受けます。
また、乗降口の高さも365mmとなっていて、乗降しやすく、実用性をより高めているポイントです。
■安全性は○■
レーダーブレーキサポートなどの予防安全装備を標準装備していて、安全性は高く評価されています。ただし、標準装備されているのは、グレード「S、S-DJE、X、X-DJE」だけです。
ソリオの変遷
車名が「ソリオ」となったのは2005年からで、それ以前は、1997年から「ワゴンRワイド(初代)」、2000年から「ワゴンRソリオ(2代目)」として販売されていました。
「コンパクトハイトールワゴン」のカテゴリーの中では、早めに市場に投入された車種です。
2代目の10年強という長期のモデル期間を経て、2010年に3代目が登場します(2015年現在の最新モデル)。
3代目は、三菱自動車へのOEM供給モデルとしても活躍。
「ソリオ」の車名の由来は、スペイン語の「王権、王座」から来ています。
ソリオの口コミ
・全長が短いコンパクトカーの割には、後部座席が広いです。その分ラゲッジスペースが狭くなっていますが、後部座席に人が乗らないなら前にやって広くするのも有りです。
・室内空間は広く、乗り心地もなかなかです。また、静粛性も良く、居住性に関しては合格点をあげたいです。ただし、屋根の防音(雨の音)が弱いような・・・。
・「アクセルの踏み込み」と「実際の加速」にタイミングのズレが有るので、運転しててかなりストレスを感じます。
・三角窓・・・あれはいらないね。ボディの強度に関係しているのかもしれないけど、死角を生む事で事故に遭ってしまったら本末転倒。
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