自動車に乗っている時に、トラブルが起きたらどうしていますか?自分で工具を使って応急処置をしていますか?
殆どの車には、パンクしたときの為にタイヤ交換用のホイールナットレンチなど、緊急用の工具が付いています。しかし、これらはあくまでも「緊急用」なので、使い易いか?と聞かれると、お世辞にも使い易いとは言い難いものばかりです。
トラブルが有ったら、とりあえずJAFなどのロードサービスに救援を呼ぶのも良いですが、せめて日常点検に使うレベルの工具は車に載せておきたいですよね。
そこで、ここでは最低限車に載せておきたい工具を紹介していきます。
売れている自動車工具セット
車に工具を載せておかないといけないからといって、100円ショップなどで売っているドライバーセットやレンチセットを買うのはやめてくださいね。車用の工具は、カー用品店やDIYショップなどで、しっかりとしたものを買う様にしましょう。
また、工具を1つ1つ買い揃えるのではなく、車に必要な工具をひとまとめにしたセットが有るので、そちらを購入する様にしましょう。工具セットを購入し、足りないものを別途追加する感じでOKです。
セットで購入するとケースも付いているので、車内に置いておく時にもバラバラにならず便利ですよ。
(E-Value 整備工具セット EST-820R:楽天市場)
ライトユーザー向けだと、こういった工具セットがオススメです。レンチやドライバー、各サイズのソケットなど82アイテムが入った工具セットです。
82アイテムと聞くと、「そんなに要らないだろう」と思うかもしれませんが、車の部品はサイズがバラバラなので、対応する様に様々なサイズのソケットやレンチが必要となり、どうしても数が多くなってしまうのです。
工具セットの中身や使用タイミングを紹介
ここでは、上で紹介した工具セットをベースに、工具や使うタイミングを紹介していきます。
ドライバー
ドライバーは、各サイズのプラスドライバーとマイナスドライバーが入っています。車は、内装パーツだけでなく、外装パーツやエンジンルームなど様々な箇所にネジが付いているので、ドライバーは必須アイテムです。
ちなみに、マイナスドライバーは、ネジを回すだけでなくパーツを力技でこじ開ける際にも役に立ちますよ。
各種レンチ
レンチといっても様々なものが有り、工具セットには主に以下のレンチが入っています。
- モンキーレンチ
- コンビネーションレンチ
- ソケットレンチ
- ラジオペンチ
- 六角棒レンチ
モンキーレンチやコンビネーションレンチは、ナットやボルトを回す工具の代表格ですね。しかし、基本的には車では下記のソケットレンチを使う事が多いので、モンキーレンチ等はあまり使う場面が有りません。
なぜなら、モンキーレンチは回す際にボルトの頭に対してレンチを平行に差し込まなければならず、狭い場所で使うのが難しいからです。また、早回しが苦手という点もモンキーレンチが使われない理由となっています。
参考:パイプやバーの真ん中に有るボルトやナットは、モンキーレンチが必要となります。
一方のソケットレンチは、通常のナットやボルトを回すのにも使えますが、特に手の届きにくい場所や長いボルトを回す場面で力を発揮します。また、ソケットレンチは、ボルトのサイズに合わせる際に、ラチェットハンドルやエクステンションバーに着けるソケット部分を取り替えるだけで済むので、片付けるときもコンパクトとなります。
参考:国産車で主に使われているボルトは、8・10・12・14mmです。
ラジオペンチは、挟む・切る・曲げる・引っ張るなど様々な使い方が出来る便利な工具です。ロックピンやホースバンドなど小さい部品を扱う際に役に立ちます。
六角棒レンチは、家具の組み立てなどでも使う、六角の穴の開いたボルトを回す為の工具です。車で使う事はあまり無いですが、有ると何かと役に立ちます。
ちなみに、クロス(十字)レンチは基本的に工具セットには入っていませんが、パンク時などタイヤを交換する際に非常に作業が楽になるので、持っておくと良いでしょう。十字になっていて力がかけやすいので、女性でも簡単にタイヤ交換が出来る様になりますよ。
ジャッキ(別途購入)
ジャッキは工具セットには入っておらず、別で購入する必要が有りますが、冬場にスタッドレスとノーマルタイヤを使い分ける方は持っておいた方が良いでしょう。
(BAL (大橋産業) フロアジャッキ 油圧式 2t 1336:Amazon)
ジャッキと聞くと高そうなイメージも有りますが、普通車用の油圧式ジャッキであれば、3,000〜5,000円程度で購入出来ますよ。
(プラスチック)ハンマー
(ベッセル(VESSEL) プラスチックハンマー 70 11/2LB No.70-11/2LB:Amazon)
上でオススメした工具箱には入っていないですが、プラスチックハンマーも有ると便利です。金属製のハンマーより力は弱いですが、ハンマーの先端が樹脂で出来ているので、叩きたいけど傷つけたく無い、という場合に便利です。
まとめ
いかがでしたか?車はいつトラブルが起きるか分かりません。いつトラブルが起きても最低限の対応が出来る様に、また日常点検がスムーズに行える様にここで紹介した工具は常に車に載せておきたいですね。
なお、工具の他にも車に常備しておきたいグッズが有るので、それらも合わせて車に載せておく様にしましょう。