交通指導員の仕事内容や年収・報酬

交通指導員  
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子供や高齢者の身を守る交通指導員。子供の登下校時に、交通指導を行っている姿を見かけますが、他にもどういった仕事をしているのでしょうか?また、給料はどれくらい貰っているのでしょうか?

ここでは、交通指導員になる方法や仕事内容、給料などについて見ていきます。

交通指導員になる為の資格や給与等は、採用する地方公共団体によって異なります。実際の勤務内容等については、応募しようとしている自治体に問い合わせる様にして下さい。


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交通指導員とは?

交通指導員(交通安全指導員)は、主に近隣の小学校に通う小学生や高齢者に”交通指導や交通安全教育・啓発活動”などを行います。また、他にも地域の催事が開催されるときに、街頭指導や広報活動なども行います。

安全指導する女性

交通指導員は、都道府県や市町村からの委嘱を受けて業務に付くので、一般的に非常勤の特別職地方公務員()という立場になります。

地方公務員法によって定められたもので、消防団員や交通指導員、選挙により選ばれた職の方などが該当します。

なお、危険な運転をする方などに対して交通指導は行いますが、警察官ではないので取締りをする事は出来ません。

勤務場所・時間

勤務場所は、募集されている地域毎に異なります。

勤務時間は、概ね平日(学校の休業期間中は除く)の午前7時〜午後5時までの間で、指定された時間となります。但し、学童の登下校時の交通安全指導が有るので、登下校の時間帯は勤務時間となる事が多いです。

交通指導員の給与

交通指導員の給料

給与は地域によって異なり、月7万円程度といった月給制を採用している地域も有れば、日額2,000円などと日給制を採用している地域も有ります(雇用保険や有給休暇制度も有り。)

実働時間から考えると、時給1,000円未満程度でしょう。給料的には、一般的なアルバイトといった感じですね。

交通指導員になるには?

交通指導員は常に募集がされている訳では無く、基本的には欠員が出たときのみの募集となります。地域の広報誌などで募集されているので、電話連絡をして、履歴書を持って役所へ行きましょう。

中には高卒〜大卒程度の若い方を対象に募集し、採用試験を課して採用後の月給が16万円前後と、通常の公務員と同等の扱いとなるケースも有る様です(参考:静岡県交通安全協会

交通指導員になる為の資格

交通指導員になる為に特別に必要な資格は有りません。20歳〜70歳まで(地域によって異なります)の健康な方で、交通事故防止活動を積極的に推進していこう、という方であればどなたでもなる事が可能です。

誰でもなれると言っても、フルタイムではなく給料も決して高くはないので、実際には一線を退いた60歳以上の方や、専業主婦の方がなる事が多い様です。

コラム:みどりのおばちゃんの年収が800万円?!

一時期、「みどりのおばちゃん(おばさん)の給料が800万円も出ている!」という話題が出た事が有ります。これは、東京都江東区の「開かれた区政をめざす会」代表の林巌氏が自身のホームページで公開したのが事の発端でした。

通学時の安全指導

みどりのおばちゃんは正式名称を学童擁護員といい、通学路で子供の安全を見守るのが業務です。1959年の発足当時()は日雇いだったのですが、1965年から正規職員となり、日々の実働が2時間半程度で月収60万以上、年収にすると800万円を超える方もいる、というのです。

:戦争等で夫を亡くした女性の為の雇用対策として導入されました。

通常の感覚からすると、業務内容と給与水準が合っていないと思いますよね。しかし、こういった状況が役所内ではまかり通っていたのです。子供の安全を見守る事は重要ですが、その業務内容でそれだけの給料がもらえるというのは納得がいきませんよね。

問題として取り上げられてからは、正規職員としての学童擁護員の採用は徐々に減り、現在では基本的に臨時職員での募集で給料も900円前後が一般的となっている様です。

みどりのおばちゃんは「学童擁護員」で、この記事で紹介している「交通指導員」とは異なります。

まとめ

いかがでしたか?交通指導員は、特別職の地方公務員として地域の安全を守る仕事だという事が分かりましたね。交通指導員をボランティアだと思っていた方もいるかもしれませんが、彼らもちゃんと給料は貰っています。

交通安全意識の強い方で、地域に貢献したいと思っている方は、一度応募してみてはいかがでしょうか?

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