車に乗っているのに「特に常備品の事なんて考えた事が無い」という方はいませんか?車に乗っていると、交通事故や故障など様々なトラブルに遭遇する可能性が有ります。
トラブル発生時に、必要な道具を車に常備していなかったら、トラブルからスムーズに抜け出す事が出来ない事が有ります。また、トラブルに限らず、普段車に乗っている際に、あるとドライブが快適になる便利なグッズも有ります。
そこで、ここでは「最低限車に積んでおくべき常備品」を紹介するとともに、「絶対という訳ではないけど有れば便利かなという常備品」も紹介していきます。
スポンサーリンク
車に最低限積んでおくべき常備品
まずは、最低限車に積んでおくべき常備品を紹介していきます。常備しておかないと交通違反の取締りを受ける物も有るので、注意が必要です!
車検証&自賠責保険証明書
自動車は、有効な車検証と自賠責保険証明書(若しくは責任共済証明書)を載せておかないと、公道を走る事が出来ません。車の助手席にあるグローブボックスなど、必ず決めた場所にこれらの書類を置いておく様にしましょう。
道路運送車両法第66条第1項で、車検証の携帯及び検査標章(ステッカー)を貼る事が義務付けられており、違反すると50万円以下の罰金が科されます。
また、自賠責保険証明書は自動車損害賠償保障法第8条によって携帯が義務付けられており、違反すると30万円以下の罰金が科されます。
参考:いずれも違反点数・反則金は有りません。
三角表示板
三角表示板は、高速道路などで交通事故や車の故障により路上に車を止めておく際に、後続の車に危険を知らせる為に必要なものです。三角表示板を置いておかないと、後続車が前方に車が止まっている事に気付かず、追突されてしまう可能性が有りとても危険です。万が一の為に、必ず車に載せておきましょう。
なお、普段街中を走っている時に三角表示版を車に載せていないからといって、交通違反となる事は有りません。但し、交通事故や故障により車が動かなくなった場合は、道路交通法第75条の11にて、三角表示板等で周りに危険を知らせる義務が課されています。
自動車の運転者は、故障その他の理由により本線車道若しくはこれに接する加速車線、減速車線若しくは登坂車線(以下「本線車道等」という)またはこれらに接する路肩若しくは路側帯において当該自動車を運転することができなくなつたときは、政令で定めるところにより、当該自動車が故障その他の理由により停止しているものであることを表示しなければならない。
三角表示板を持っていないと、事故時等に義務を果たせないので「故障車両表示義務違反」となり、反則金6千円・違反点数1点の罰則が課されます。
発炎筒
発炎筒(正式名称は「自動車用緊急保安炎筒」)は、三角表示板と同様に故障などで車が動けなくなった際に、後続車両に危険を知らせる為のものです。
新車を買うと標準装備されているので、買う必要は無いですが、中古車の場合は付いていないケースが有るので、必ず買って載せておく様にしましょう。
なお、発炎筒には使用期限(4年)が有ります。いざという時に使用期限が切れていて使えなくては意味が無いので、使用期限のチェックは忘れずに!
ちなみに、発炎筒は1回きりの使い捨てですが、最近はLEDの非常用信号灯も販売されています。電池が持つ限りは何度でも使用可能なので、発炎筒の代わりにこちらを車に載せておくのもアリです。但し、電池切れには注意が必要です。
発炎筒は、車に載せておかないと車検に通りません(載せてさえおけば、使用期限が切れていても車検自体は問題無く通ります。)
checkAmazonで発煙筒を探す人はこちらから
ジャッキ・レンチ等
ジャッキやレンチなどの工具は、車に積んでいないからといって違反となる訳ではないですが、ちょっとしたトラブルの際に役立ちます。使う場面が無い方が良いですが、万が一のときの為に常備しておく様にしましょう。
必須ではないが有ると便利な常備品
ここからは、必須とまではいかないけど有ると便利な常備品を紹介していきます。
けん引ロープ
車が故障して動けなくなったり、溝にはまって抜け出せなくなったりした際に役に立つのがけん引ロープです。自分の車と他の車とを金具で接続し、けん引する事が出来ます。
自分の車がトラブルに遭遇したときだけでなく、困っている車を見かけた際に手助けしてあげる事も出来るので、常備しておくと役に立ちますよ。
ブースターケーブル
車のトラブルとしてダントツで多いのは、バッテリー上がりです。夏場にエアコンを付けっぱなしにしていたり、室内灯やウィンカーを点けたままにしていると、すぐにバッテリーが上がってしまいます。
そして、バッテリーが上がった際に、他の車のバッテリーと接続してジャンピングスタートをする為に使用するのがブースターケーブルです。
車のバッテリー上がりの対処方法~ブースターケーブルの使い方も紹介
けん引ロープ同様、他の車がバッテリー上がりで困っている際に、ブースターケーブルが有ると助けてあげる事が出来るので、是非常備しておきたいですね。
懐中電灯
夜、街灯の明かりが殆ど無い様な場所でトラブルに巻き込まれたり、車の下回りを見る必要が出て来た際に、役に立つのが懐中電灯です。
電池が切れていると意味が無いので、定期的に電池の残量はチェックする様にしましょうね。
軍手
タイヤの交換が必要となった場合や、バッテリー上がり等でボンネットを開けて作業をしないといけない場合に、軍手が有れば手が汚れずに済みます。また、作業時に素手だとケガをする事も有るので、手を守るという意味で軍手は持っておきたいですね。
checkAmazonで軍手を探す方はこちらから
スペアタイヤ
スペアタイヤは、殆どの車が標準装備しているので、改めて用意する必要は基本的には有りません。しかし、中古で車でスペアタイヤが付いていない場合は、購入して載せておく様にしましょう。
タイヤがパンクしても、スペアタイヤがあればしばらくは走る事が出来ますよ。
checkAmazonで貴方の車のスペアタイヤを探す方はこちらから
タイヤチェーン
タイヤのチェーンは、雪が積もってノーマルタイヤでの走行が出来ない際に必要となります。とはいえ、常に雪が積もっている訳では無いので、冬場が近づいて来たら車に載せておく様にしたいですね。
サングラス
太陽の出ている方向に向かって走る場合、日が当たるので眩しくて運転に支障を来す事が有ります。特に、西日は眩しいのでサングラスが有ると大助かりですよ。
なお、濃い色サングラスの方が眩しさを防ぐのに良いのですが、濃過ぎると逆に周囲が見えづらく危険です。運転用のサングラスとしては、可視光線透過率20〜30程度(製品表示タグなどに記載されています)のものを選ぶと良いでしょう。
checkAmazonでドライブに最適なサングラスを探す方はこちらから
ボックスティッシュ
車内で飲食をしたときに手や口を拭いたり、ちょっとした車内の汚れを拭き取ったりと、何かとティッシュは役に立ちます。かわいいティッシュカバーを使えば、立派なインテリアにもなりますよ。
もちろん、場所を取らないポケットティッシュでも構わないですよ!
日焼け防止グッズ
車を運転していると、想像以上に紫外線を浴びます。車内だから大丈夫だと油断していると、顔や肘がすぐに日焼けしてしまいますよ。そこで、特に女性の方は肘を守る為にアームカバーが有ると良いでしょう。念のために、日焼け止めクリームも有ると万全ですね。
まとめ
いかがでしたか?ここで紹介したもの全てを常に、車に載せているという方はあまりいないかもしれませんが、可能な限り車に載せておいた方が良いでしょう。
なお、車に関するトラブルが発生して自分で解決出来ない場合は、JAFに電話して応援を呼びましょう。会員であれば多くのサービスを無料で受ける事が出来るので大助かりですよ。