セルシオは、2006年にレクサスLSに移行する形で販売が終了したトヨタの高級セダンです。従来、海外の高級志向の車種と比べると国産車は大衆車といったイメージが強かったのですが、セルシオはそのイメージを払拭し高級車市場に参入する事に成功しました。
以下で、セルシオの中古車査定相場や評判について見ていきましょう。
中古車査定相場予想
(2015年8月10日 現在)
参考媒体 | 形態 | 価格(単位:万) |
---|---|---|
価格.com | 個人売買 *1 | 32~137 |
カーセンサー | 買取相場 | 58.1 |
Goo-net | 市場価格 | 78.9 |
セルシオの平均的な中古車査定相場は、29万~61万円と予想されます。(*2)
*1 価格com-ヤフオク予想買取価格より。
*2 上記3媒体の「個人間売買」「実際の買取価格」「市場価格」から判断した予想額。
なお、上記は年代等を考慮していない車全体の平均買取価額の予想です
スペック
項目 | 詳細 |
---|---|
新車価格帯 | 593万~787万 *1 |
車種 | セダン |
燃費 | 8.9km/L |
排気量 | 4.292L |
エコカー減税 | 不適合 |
乗員 | 5人乗り |
ドア数 | 4ドア |
全長×全幅×全高 | 5015×1830×1490mm *2 |
パワーウェイトレシオ | 8.73kg/ps *2 |
*1 新車での販売は現在されていません。参考に最終モデルの新車販売価格を記載しています。
*2 A仕様の場合
燃費について
セルシオのカタログ燃費は8.9km/Lです。最近では高級セダンでもハイブリッド型が販売されているので、数値だけを見ると特段燃費は良くはありませんね。
ただし、2004年が最終モデルであるという点と高級セダンであることを考慮すると、決して悪くはない燃費性能です。
ピックアップポイント
セルシオの是非知っておきたいポイントを紹介していきます。
■高級車らしい安定した走り■
V8エンジンを搭載しており、力強い走りが特徴的です。加速もスムーズでコーナリング時の安定性も問題ありません。単にデザインが高級というだけでなく、走りの面でも高級さを発揮していますね。
■安全装備は満足レベル■
デュアル・サイドカーテンシールド&エアバッグを搭載し、ブレーキアシストや横滑り防止装置など、現在の新しいモデルの車にも負けない安全装備が施されています。
■高級車兼ヤン車?■
セルシオは内装のデザインやシートの素材など、最高級セダンに相応しい仕上がりになっており、高級車志向のオーナーに人気です。しかし、一方で最近では中古車として比較的安く入手可能な為か、ヤン車として使われることが多くなっています。昔の高級車としてのイメージは薄れつつあるといえるかもしれませんね。
セルシオの変遷
トヨタのセルシオは1989年に発売された高級セダンです。トヨタのセダンの中では、センチュリーとクラウンの間に位置していました。
セルシオにはラテン語で「最高」という意味があり、その名にふさわしい高級ランクのセダンとして市場を牽引しました。
1994年及び2000年にフルモデルチェンジがされています。特に2000年のモデルチェンジ時には、従来の角張った外観から曲面を多く採用した優雅なデザインへと変更されたことが印象強いですね。
17年の間、高級セダン市場での確固たる地位を確立していたセルシオは、2006年5月に「レクサス・LS」に移行する形で販売が終了しました。
セルシオの口コミ
・乗り心地や動力性能、安定性などどれをとっても満足出来るレベルです。燃費の悪さ以外は、特に気になる点がありません。
・高級感のある内装が気に入っています。高級車に乗っているという優越感が味わえる車ですね。荷室も十分なスペースがありゴルフに行くときなども困りません。
・ナビが古いため使い物にならないです。最近はスマホでナビ機能を使えるので代用しています。
・高級セダンなので仕方がないことですが、維持費が高くつきます。特に販売終了となっているので、修理時の部品が中々手に入らないのが難点ですね。
・高級セダンとしてのステータスはあるのですが、一方でヤン車(ヤンキー車)というイメージも強いのが残念ですね。街中で改造されたセルシオを見ると、同じ車に乗ってるのが恥ずかしくなったりします。
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