街中で、ハンドルカバーを付けて運転している方を結構見かけませんか？
ハンドルカバーを付けている方と言うと、軽自動車に乗っている方や、やんちゃな若者というイメージが有りますが、最近は高齢の方でも付けている方を見かけますよね。
ハンドルカバーを普段付けない方からすると、ハンドルが太くなって持ちにくそうだし、いざという時に滑りそうな感じがして、「なぜ敢えて付けるのだろう？」と思ってしまいますよね。
そこで、ここでは車のハンドルにハンドルカバーを付ける理由や、その安全性などについて見ていきましょう。
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ハンドルカバーを付ける理由
ハンドルカバーを付ける方は、どういった理由で付けているのでしょうか？以下でいくつか理由を見てみましょう。
ハンドル交換が難しい
従来、ハンドルのデザインを何とかしようと思ったら、ハンドル自体を交換するのが一般的でした。
その際に人気が有ったのが、イタリア製のNARDI（ナルディ）と、momo（モモ）です。ナルディはクラシックカーに似合うオシャレなデザイン、モモはレースで使う様な感じの漂う機能性を重視したデザインが特徴でした。あまり個性の出ないハンドルで、オシャレでしかもイタリア製という点が、日本人を魅了したという訳ですね。
しかし、最近はエアバッグが標準装備となっている事が多く、ハンドルを取り替えてしまうとエアバッグが無くなります（エアバッグを後で付ける事は可能ですが、費用がかかります。）
従来、各保険会社で用意されていたエアバッグ割引は現在は廃止されていますが、以前はハンドルを交換するとエアバッグが無くなりエアバッグ割引の適用外になる、というデメリットも有りました。
こういった事情も有り、ハンドルを交換するという方は減少し、その代わりに手軽にハンドルを交換した気分が味わえるハンドルカバーが人気になった、という訳です。
オシャレ！
ハンドルカバーを付ける理由としては、これが一番多いかもしれないですね。一般的な純正ハンドルは特に大きな特徴が無く、オシャレとは無縁です（高級車はウッド調の物などが有りますけどね。）ハンドルカバー１つ付けるだけで、車の内装が一気に変わる感じが味わえますよ！
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上の写真の様なかわいらしいデザインの物やキャラ物、高級感のある物まで様々なので、きっと気に入るハンドルカバーが見つかると思いますよ。
純正品よりも握りやすい！
一般的な純正品のハンドルは、グリップが細くて、口径は大きい作りになっています。グリップが細いので、握った時にフィット感があまり感じられません。
ハンドルカバーを付けるとグリップが太くなるので、握った時のフィット感が強くなるのです。一度ハンドルカバーを付けたハンドルを握ると、病み付きになる方が多い様ですよ！
ハンドルの劣化を防げる！
ハンドルは運転中にずっと持つものなので、数年乗ると持つ部分が手あかで変色して来ます。ハンドルカバーをしておけば、カバーが劣化しても簡単に交換が出来るので、ハンドルの劣化を避ける事が出来ますね。
ハンドルカバーを付けていても運転中の安全性に影響は無い？！
ハンドルカバーの安全性については、製品にもよるので一概には言えませんが、表面に毛が付いたふわふわした素材のハンドルカバーは、夏に暑いですし、ハンドルを切る時に滑る事も有ります。
また、ハンドルカバーを付けるとハンドルが太くなるので、手の小さい方は、ハンドルを掴んでいるのが疲れてしまい安全運転に支障が出る可能性が考えられます。
ハンドルカバーを付けていても、基本的に車検には通ります。但し、車検代行業者によっては「カバーを付けた状態だと車検に通りません」と言って来る事も有ります。その場合は、一旦ハンドルカバーを外す様にしましょうね。
従って、実機で試すのは難しい面も多いのですが、出来る限りカーショップ等で実際にハンドルカバーを見てみて、握り心地等を確認してから買うようにしてください。そうしないと、思わぬアクシデントを生むかもしれません。
ハンドルカバー選ぶ時・取り付け時の注意点
以下では、ハンドルカバーを選ぶ時や取り付ける時の注意点をいくつか見て行きましょう。
寸法の確認！
ハンドルのサイズは車種によって異なり、サイズの合わないものを使うと事故の原因ともなるので、ハンドルカバーを買う際にはハンドルのサイズを予め把握しておく必要が有ります。
ハンドルのサイズを測る際は、ハンドルの左側（外側）をスタートとして、ハンドルの中心を通る様にメジャーを当てます。そして、メジャーをハンドルの右側に沿って動かし、値が最大となる点がハンドルの直径(cm)となります。
ハンドルのサイズは、年式やグレードによっても変わる事が有ります。ネットで調べて、自分乗っている車種のサイズがMと書いていたからMで大丈夫だろうと決めてしまわずに、必ず確認する様にしましょうね。
本革仕様のハンドルには付けない！？
ハンドルカバーの注意事項に「本革仕様のハンドルに取り付けないで下さい」と書いている事が有ります。
本革のハンドルとはいえ、表面は塗装されています。そこにハンドルカバーを付けてしまうと、カバーの内側が本革の表面と擦れ合ってしまい、変色する可能性が有ります。また、ベタついて来て最終的にカビが生える可能性も考えられます。
現実的には、ちょっとやそっと付けていたからとって変化が起きるという訳ではないですが、メーカーとしては最悪の場合も想定して注意喚起をしている感じです。
従って、本革仕様のハンドルにカバーを付けたい方は、こういったリスクも有るという前提で自己責任で取り付ける様にしましょうね。
手掌多汗症の方が、汗対策でハンドルカバーを付ける事が有りますが、ビニール製のカバーは滑りやすくなるので厳禁です。本革やメッシュタイプのハンドルカバーで有れば、滑りにくいですし吸汗効果も有りますよ。
取り付けは落ち着いてしっかりと！
ハンドルカバーは、ハンドルにフィットする様にピッタリサイズとなっているので、付けるのにかなりの力が要ります。取り付け時は落ち着いて、しっかりと確実に付ける様にしましょうね。
なお、ハンドルを回しながら付けるので、シフトをパーキングにしてサイドブレーキを引いた状態で取り付ける様にしましょう。ハンドルを回すとタイヤが回るので、周りに注意しながら作業をする必要が有ります。
編むハンドルカバー！？
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ハンドルカバーには色々なデザインのものが有りますが、最近は「編むハンドルカバー」という、ハンドルにカバーを縫い付けるタイプのものも有ります。一般的なハンドルカバーの様な取り付けた感が無く、高級感溢れる本革ステアリングに仕上げる事が出来ます。エアバッグの動作を妨げる事も無いので安心ですよ。
まとめ
いかがでしたか？ハンドルカバーは、オシャレなだけでなく、運転もし易くなる様ですね。
今まで付けずに運転して来た方も、これを機に一度ハンドルカバーを付けて運転してみてはどうでしょうか？
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