縦列駐車がなかなか上手くならないのだけど…どうすればいい?もともと運転があまりうまくなので、誰でもできる簡単な方法が知りたい…
教習所では誰もが習得することになる縦列駐車ですが、日ごろからそんなにする機会は無いので、いざやるとなると、なかなか難しいですよね。
しかし実は難しいと思われがちの縦列駐車でもコツさえつかんでしまえば、簡単にできることをご存知でしょうか?
もしこの事実について知らなければ、いつまでたっても縦列駐車に苦手意識を持ったままだったかもしれませんよ。
しかし、ご安心ください。今回の記事では誰でも簡単にできる縦列駐車の手順を解説していきます。動画付きで解説しているので、非常に理解しやすい内容となっていますよ。
縦列駐車の苦手意識をそろそろなくしたいと思っている人には、必見の内容となっていますので、ぜひ最後までご覧ください。
動画でわかる!縦列駐車のお手本
縦列駐車は運転テクニックなので、文章や写真では分かりにくい部分もあるでしょうから、まずはお手本となる縦列駐車を動画で見てみましょう。
実際の駐車場には目安となるポールは無いですが、イメージを持つという意味では十分参考になるのではないでしょうか。
上記動画で縦列駐車のイメージが出来たら、次章で解説する縦列駐車の手順とコツも理解しやすくなると思います。
実はカンタン?縦列駐車の手順4ステップとコツ
縦列駐車のお手本となる動画を見てもらったところで、さっそく縦列駐車の手順とコツについて見ていきましょう。
縦列駐車をする際は、以下の4つのステップで進めていきますよ。
- ステップ1.縦列駐車を始める位置を決める
- ステップ2.車の向きを駐車スペースへ向ける
- ステップ3.駐車スペースに向けて真っすぐバックする
- ステップ4.車の向きを駐車スペースと平行にする
以下で、ステップ毎のコツを見ていきましょう。
ステップ1.縦列駐車を始める位置を決める
縦列駐車をする場合、最初に縦列駐車をスタートする場所を決める事から始まります。
※出典「JAF」より
駐車する場所を決めたら、ウィンカーを付けて車を寄せ、続けてハザードランプを付けます。
そして、駐車スペースの前につけている車と、自分の車との距離を60cm前後まで近づけましょう。
なお、車を停止する場所は、自分が停めようとしている駐車スペースの前に停めている車の後部が目安。
前に停めている車の後部と、自分の車の後部が並ぶくらいの地点まで来たら車を停止します。
ステップ2.車の向きを駐車スペースへ向ける
前に停めている車の後部に合わせて車を停止させたら、次ら車の向きを駐車スペースへと向けるべく、ハンドルを目一杯左に切ってバックします。
ドアミラーを見て、駐車スペース後方の車が全て見えるくらいになれば向きはOKですよ。
ステップ3.駐車スペースに向けて真っすぐバックする
前の車の右後方ライトが、自分の車の左前に見えたら、ハンドルを真っすぐに戻し、バックしましょう。
なお、バックするのは、駐車スペースの外側の白線に外側の後輪が入るまでです。
ステップ4.車の向きを駐車スペースと平行にする
バックして、外側の後輪が駐車スペースに入ったら一旦停止し、ハンドルを目一杯右に切りましょう。
そして、車が駐車スペースに対して平行になったら、ハンドルを戻します。
駐車スペースから出すときの事も考えて、前方には余裕を持たせるように調整しましょうね。
これで縦列駐車は完了です。車の外に出る際はドアミラーを畳み、後から来る車に注意して外に出るようにしましょう。
縦列駐車をする時の3つの注意点
ここまで縦列駐車の具体的な手順とコツについて紹介してきましたが、ここからは「縦列駐車するときの注意点」について解説しておきましょう。具体的的には以下の3つです。
- スムーズに一発で停めようとしない
- 後の車がいなくなるまで待つ
- 縦列駐車は「最後の手段」と心得る
それではそれぞれの注意点について、簡潔に解説していきましょう。
注意点1.スムーズに一発で停めようとしない
一発で停車させようと思うと、焦ってしまいます。特に後から来る車がいると、なおさら焦るでしょう。
だからこそ、スムーズに一発で止めようとしがちですが、そんな時ほど焦ってミスをし、どこかにぶつけてしまうもの。
一発で止めようなんて欲張りなことをせず、しっかりと時間をかけて、確実に停めることを意識しましょう。
注意点2.後の車がいなくなるまで待つ
もし後から来る車が気になるなら、一旦左側に寄せて、抜いてもらってから、縦列駐車すると良いでしょう。
近くに信号などがあると、すべての後の車を抜かせたあとにゆっくりと縦列駐車するための時間が稼げます。
ある程度、余裕のある道で縦列駐車しようと思うのであれば、すべての車を通らせてからすると良いでしょう。
注意点3.縦列駐車は「最後の手段」と心得る
そもそも縦列駐車はどんな人にとっても難易度が高い駐車方法です。極論にはなりますが「最後の手段」と心得て、なるべくしないほうがいいです。
特に縦列駐車に慣れていないときの頃は焦ってしまいがちですので、まだ自分が縦列駐車を完璧にマスターしてないと思うのであれば、難易度の高場所でするべきではありません。
車が少ない駐車場等で、ある程度腕を磨いた後で、縦列駐車をすると良いでしょう。
【補足知識】パーキングアシストでラクラク縦列駐車
最近の新車には、縦列駐車をアシストしてくれるシステム(パーキングアシスト)が導入されています。
駐車スペースを勝手に認識して自動でハンドル操作してくれるので、ドライバーは指示通りにアクセルとブレーキを操作するだけ。
ちなみにパーキングアシストが搭載されている最新車種は、何があるのでしょうか。具体的には以下の通りです。
- プリウス
- クラウン
- セレナ
- ヴォクシー
- エクストレイル
搭載車1.プリウス(トヨタ)
公道走っていると、必ず1台は見かける「プリウス」。生まれたのは1997年で、世界初のハイブリッドカーとしてお馴染みです。
最新モデルはパーキングアシスト搭載だけでなく、脅威のリッター40キロの燃費を実現し、ハイブリッドカーの代表者として業界を牽引しています。
搭載車2.クラウン(トヨタ)
日本が誇る自動車企業「トヨタ」を代表する車種、と言っても過言ではないのが「クラウン」です。
定期的にモデルチェンジを施し、昨今ではハイブリッド車としてもデビューを果たしました。最新モデルではパーキングアシストも搭載。
さらにアスリート仕様のクラウンも発売されたりと、様々なバリエーションも魅力のひとつとなっています。
搭載車3.セレナ(日産)
日産を代表するミニバンが「セレナ」です。CMをガンガン流していたので世間的な知名度も高いですね。
歴史の長い車種ではありますが、最近はハイブリッド仕様やパーキングアシスト搭載車も登場したことから、さらに大きな人気を博しています。
搭載車4.ヴォクシー(トヨタ)
初登場して以来、右肩上がりに人気を伸ばしているトヨタのミニバンが「ヴォクシー」です。
パーキングアシストを搭載したハイブリッド車タイプが非常に人気で、ファミリー層中心に高い評価を得ています。
搭載車5.エクストレイル(日産)
日産を代表するSUV「エクストレイル」は、濡れても大丈夫な床やシートなど、他のSUVにはない点が特徴。
ハイブリッドタイプやパーキングアシスト搭載車も発売されているため、SUVの中でもバリエーションが多い車種となっていますよ。
まとめ
今回は簡単に縦列駐車をするための手順について紹介してきました。改めて振り返っておきますと、以下の通りになりますよ。
- ステップ1.縦列駐車を始める位置を決める
- ステップ2.車の向きを駐車スペースへ向ける
- ステップ3.駐車スペースに向けて真っすぐバックする
- ステップ4.車の向きを駐車スペースと平行にする
基本的に縦列駐車は難易度が高いので、あまり積極的にしない方が良いですが、どうしてもしなければならないとシチュエーションがあれば、上記に解説した知識をぜひ参考にしてみてください。
以上「【動画あり】今日からできる!縦列駐車がサクッとできる4ステップ」でした。最後までお読みいただき、ありがとうございます。