交通事故の加害者はお見舞いに行くべきか?お見舞いに行くときの注意点まとめ

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交通事故で加害者側になってしまった場合、被害者のお見舞いには行った方が良いのでしょうか?ここでは、お見舞いに行くべきなのかどうか、お見舞いに行く際の注意点などについて解説していきます。

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お見舞いには行くべき?お見舞いの効果は?

交通事故の加害者側になった場合、被害者のお見舞いに行くべきなのでしょうか?

自動車保険に加入していれば、基本的に示談交渉は保険会社の担当者がしてくれますし、賠償金も保険会社が支払ってくれるので、「敢えてお見舞いに行く必要は別に無いのでは?」と思う方もいるかもしれませんね。

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しかし、被害者は、突然の事故に体だけでなく精神的にも参っている事が考えられるので、被害を与えた側としては、当然謝罪の誠意を伝える事が必要です。

謝罪の気持ちを、被害者に実際に会って正直に伝える事で、示談交渉が上手くいったり、嘆願書を書いてもらえたりする事も有るでしょうしね。

参考:刑事裁判の場合、示談交渉の状況は起訴・不起訴の判断時に考慮されます。示談がスムーズにいくと、不起訴になる可能性は高くなるでしょう。

従って、事故により加害者も重傷となっているなど、お見舞いに行けない事情が有る場合は仕方ないですが、基本的にはお見舞いに行く様にしましょうね!

お見舞いに行く時の注意点

上で書いた様に、交通事故の加害者となった場合、被害者へのお見舞いは行くべきですが、注意点がいくつか有ります。以下で1つずつ見ていきましょう。

まずは保険会社に相談!

保険会社に相談

被害者のお見舞いに行く場合、勝手には行かず、まずは保険会社の担当者にお見舞いに行こうと考えている旨を伝えましょう。

保険会社の担当者は、事故時の対応方法を熟知しています。示談交渉の進め方上、お見舞いには行かない方が良いと判断する事も有るでしょうから、必ず担当者の指示を仰ぐ様にしましょうね。

そして、お見舞いに行く際には担当者に同行してもらう様にしましょう。なお、保険会社が弁護士に示談交渉を依頼している場合は、弁護士にも相談する必要が有ります。

加害者・被害者の双方に過失が有り、過失割合で揉めている様な場合は、言い合いになったり殴り合いの喧嘩に発展するケースも有るので、当事者同士が直接会う事は避けた方が良いでしょう。

お見舞いに行く前の連絡

電話連絡

お見舞いにいきなり行くのは失礼ですし、被害者は加害者に会いたくないと考えている事も十分に有り得ます。

従って、まずは被害者に電話をして謝罪をし、そこからお見舞いに行きたい旨を伝えて、都合の良い日時を聞く様にしましょう。

なお、電話の時点でお見舞いを拒否される事が有りますが、基本的には断られたとしてもお見舞い品を持ってお見舞いに行く様にしましょう。誠心誠意謝罪をすれば、受け入れてくれる事も有るはずです。

謝罪やお見舞いに行ったものの、取合ってくれなかったという場合、いつ行ったのかは記録しておく様にしましょう。裁判時に「謝罪やお見舞いに一切来なかった」と言われる事が有るので、反論する為の記録が必要です。

見舞い品の内容や金額に関する問題

お見舞いの際のお見舞い品は何が良いのか悩むでしょうが、基本的には菓子折りを持って行くと良いでしょう。菓子折りの金額に決まりは無いので、千円〜数千円程度の物でOKです。

:お見舞い品への熨斗(のし)は不要ですが、どうしても付けたいのであれば「御見舞」が良いでしょう。

お見舞いの菓子折り

但し、明らかに受け取ってくれなさそうな場合や、被害者が感情的な方の場合は控えた方が良いです。

また、交通事故の被害者は加害者に憎しみを抱いている事も有ります。場合によっては「菓子を食べたら具合が悪くなった」と文句を付けて来るケースも考えられるので、人柄を見て適宜見舞い品を花にするなどの対応が必要です。

お見舞いに行く回数は?

お見舞いに行く回数についても決まりは無いですが、誠意が伝わるまでは行く必要が有ります。

基本的には、まず事故の当日(若しくは翌日)にお見舞いに行くのががベストですが、被害者の状況によっては面会出来ない事も有るでしょう。

:中には、謝罪に来るのが遅かった事を理由に、それ以降の謝罪を一切受け入れてくれない方もいます。

従って、面会が出来るまでは毎日の様に病院に足を運んだ方が良いでしょう。また、面会出来た後も、可能な限り毎日お見舞いに行った方が良いです。

但し、毎日行くのはなかなか難しいでしょうから、一度面会出来た後は、被害者の体調等の頃合いを見て行くと良いでしょうね。

面会時間は短めに!

面会時間

知り合いであれば病院が許す限り面会していても良いでしょう。しかし、あなたがお見舞いに行くのは、家族や友人ではなく事故前までは赤の他人だった方です。

被害者は、加害者の顔を見るのも嫌だと思っていたとしても不思議では有りません。あくまでも誠意を伝えに行く事が目的なので、面会時間は5分程度と短めにしておいた方が良いでしょう。

お詫び状を送る事を忘れずに!

お見舞いに行く事とは別に、重要なポイントとして「お詫び状を送る事」が挙げられます。事故当日にお見舞いに行ったので、「もうお詫び状は要らないだろう」と思う方もいるかもしれませんが、それは違います。

詫び状

加害者側としては、お見舞いに行ってお見舞い品を渡し、謝罪もした事で「誠意が伝わった!」と思うかもしれないですが、それは加害者側の勝手な認識です。特に、被害者に謝罪をしても被害者家族には誠意が伝わっていない事が考えられます。

参考:被害者が未成年の場合、両親に誠意を見せる事が重要なケースも有ります。

そこで、お詫び状については、お見舞いとは別に必ず書いて送る(若しくは手渡しする)様にしましょう。

現金を要求された場合はどうする?

たまに、「お見舞いに来るくらいなら金をくれ」といってくる被害者がいます。しかし、お見舞い時に現金を渡すのはNGです。

お金を渡してしまうと、「その程度の金額で誠意と言えるのか!」「言えばいくらでも金を払ってくれる奴だ」などと思われる可能性が有ります(金額にもよるでしょうけどね。)また、お見舞金を渡したからといって損害賠償金が下がる訳では有りません。

従って、現金を渡す場合は、お金は損害賠償金の一部である事を明確に伝えた上で、必ず領収書を受け取る様にしましょう。

まとめ

いかがでしたか?交通事故の加害者になってしまった場合、被害者に対して誠意を見せる事が重要です。逆にあなたが被害者だったら、「加害者にはどういう見舞いをして欲しいか?」を考えるのも良いかもしれないですね。

なお、文中でも書いた様に、自分で勝手にお見舞いの時期や方法を考えるのではなく、必ず保険会社の方に相談する様にしましょうね。

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