車を購入しようと思った際に、代金の支払い方法で悩む事が有りますよね。
預貯金残高が十分に有る方は、キャッシュで買う事が出来ますが、一括で購入してしまうと貯金残高は一気に減ります。また、現金の代わりにローンで購入すると、貯金は一気には減らないけど金利を払う必要が有ります。
一方で、車を購入する時点で預貯金残高があまり無い方は、まず車を購入する為に貯金をする事から始めなければなりません。
そこで、ここでは、購入時に貯金の何割まで使ってもいいのかや、車を購入する際の賢い貯金方法について見ていきます。
車を買って貯金がなくなるのはOK?
車を買う為に何年も貯金してきて「目標額が貯まった!さぁ買おう」と思ったときに、現金で買うかローンで買うか悩みますよね。
車を買う為にお金を貯めて来たのだから、お金を払うのは構わないけど、一括で支払ってしまうと今まで貯めたお金が無くなってしまうので、不安に感じますよね。
車を買う為に一気にお金を使って、貯金が無くなっても大丈夫なのでしょうか?
この点、普段の生活にどれくらいお金がかかっているか、現在の預貯金残高がどれくらいなのかなどは人によって差が有るので、一概に言い切る事は出来ません。
しかし、車は「購入代金を支払ったらそれで終わり」という訳では有りません。税金や保険、ガソリン、駐車場代など様々な維持費がかかります。
今まで車に乗っていなかった方にとっては、一気に毎月の負担が増える事になるので、車を購入した事で預貯金が無くなってしまう場合は、要注意です。
自分の収入と生活費のバランスを考えて、車の維持費が乗っ掛かって来ても十分に耐えられるのであれば良いでしょうが、「厳しいかもしれない」と思うのであれば、支払い方法は検討した方が良いでしょうね。
車を買うのに貯金の何割まで使っていい?
では、車を買う際に、貯金の何割までであれば使っても良いのでしょうか?目安の割合が分かれば、そこまでは現金で払って、残りはローンで購入するという事が出来ますよね。
しかし「何割まで使っていい」と答えるのは、実際問題難しいです。
なぜなら、上述の通り、生活に必要なお金は人によって異なるからです。
それに、例えば、同じ貯金の6割を使うにしても、貯金が2,000万円有る方が1,200万円使うのと、200万円有る方が120万円使うのとでは、購入後の生活に与える影響は違いますよね。
それでも、敢えて目安を言うのであれば、収入がいきなりなくなったとしても、半年間生活が出来るくらいの貯金は最低でも残しておきたいですね。
従って、貯金残高に占める車の金額の割合が「1−(半年間の生活費÷現在の貯金残高)×100)」で出した割合(%)を超えない範囲内で考えてみるのも良いでしょう。
例えば、貯金残高が200万円で、月の生活費が20万円だった場合、「1−(20万円×6ヶ月÷200万円)×100=40%」なので、一括で払うのは「200万円×40%=80万円」が限界という事ですね。
注:ここで示した計算式は、あくまでも目安を考える際の一例です。実際に車を購入する際には、自身の収入と支出のバランスを考えて判断する様にして下さい。
なお、出産や病気などによって急な出費が有る事も考えられます。急な出費をある程度予想して、どれくらい残した方がいいかも考える様にしましょうね。
貯金がない(ゼロ)のにローンで買っても大丈夫?
「現時点で貯金は全然ないけど、車を買いたい」という方も中にはいるでしょう。
車はローンで購入する事が出来るので、持ち合わせが無くても買う事自体は可能です。
但し、毎月それなりに収入が有るならともかく、収入が安定していない、若しくは収入が少ない方の場合は、毎月のローンの返済で生活が厳しくなるかもしれません(そもそも収入が不安定だと、ローンの審査に通らないでしょうけどね。)
また、一般的にローンを組む際には頭金が必要となります。
頭金は、支払い総額の2〜3割程度が必要と言われているので、「貯金がないのに頭金が支払えるのか」という問題が有ります。
頭金ゼロで全額ローンで支払う(フルローン)事も可能ですが、フルローンは返済額が大きくなるので審査は厳しめになりますし、金利も高くなる可能性が有ります。
貯金が無いからといって、ローンで買ってはいけないという訳ではないですが、上述の様に車は維持費もかかります。
今までの生活に、毎月の返済や維持費が上乗せされても耐えられるのか、という点がポイントとなりますね。
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賢い貯金方法
ここからは、「貯金をしたいけど、なかなかお金が貯まらない」という方の為に、貯金の方法をいくつか紹介します。
目的別預金
「目的別預金」とは、そういう名前の口座が銀行に有る訳では有りません。
あくまでも、自分で貯金する目的を決めて、その為にお金を貯めていくというものです。
1つの通帳に生活費や貯蓄分をまとめてしまうと、目標まであといくら貯めれば良いのかが分かりにくいですよね。
そこで、「車を買う為に100万円貯める!」と決めたら、預金口座を新しく1つ開設して、そこに毎月決めた金額を預け入れる様にしてみましょう。
「この口座は車を買う以外には絶対に使わない!」と決めておけば、しっかり貯める事が出来ますし、今までにいくら貯まったのかや目標まであといくらなのかもすぐに分かるので、便利ですよ。
投資信託
上記の様に、目的別預金で目標額を達成するまで毎月お金を預け入れていくのも良いですが、どうせなら預け入れたお金が増えた方が良いですよね。
銀行の普通預金の金利は0.001%などと、極めて低いです。
100万円預けていても年間10円程度しか利息が付かないので、タンスに現金で入れているのと殆ど変わりません。
そこで、投資信託で毎月積立をしていくのも手です。
毎月数百円程度の積立から始められるので、無理なく積立をする事が出来ます。
投資信託は、自分で株や債券を選んで投資するのではなく、プロの投資家にお金を預けて代わりに運用してもらうというもので、「投資はちょっと・・・」という方も安心して利用する事が出来ますよ。
運用成果が良いと、定期的に分配金が貰えたり解約時に元本が増える事も有るので、預金に預けているよりも効率的にお金を貯める事が出来ますね。
T’s Family Member’s Card
旅行積立って知っていますか?旅行という目的の為に、毎月一定の金額を旅行会社指定の口座に積み立てて、満期が来たらいつでも旅行費用として使う事が出来る、というものです。
積立中は1〜2%程度の利息がもらえるので、銀行にお金を預けておくよりもお得です。
実は、この旅行積立の車バージョンが有るのです。
ネッツトヨタ多摩では、T’s Family Member’s Cardというプリペイドカードがが有り、毎月口座振替により一定金額を積み立てていき、車購入時に支払い代金に充当する事が出来ます。
しかも、毎月の支払時に積立額の5%がボーナスとしてプラスされ、新車購入時にはさらに5%上乗せされます(例:200,000万円積み立てたら、合計20,000円プラスされるので、新車購入時に支払い総額から220,000円引かれます。)
このディーラーで新車を買うと決めている方にとっては、お得なプランですね。
但し、T’s Family Member’s Cardの場合、車を買うのをやめたり、他の店で買おうと思ったとしても既に積立てた分は換金が出来ないので、注意が必要です。
まとめ
いかがでしたか?車を買う際に貯金をどれくらい使っても良いかの判断は難しいですが、購入後の資金繰りも考えて支払いをする必要が有ります。
上手にお金を貯めて、欲しい車が購入出来ると良いですね。