ざっと調べただけでも様々な種類がある「自動車保険の特約」について、気になっていませんか?
保険料の特約は毎月の保険料の支払いにも直結しますし、なんとなく「これは要るかもしれない」と思うような内容が多いので、迷ってしまいがちです。
しかし実は、数ある自動車保険の特約の中から、本当に使うべきなのは1つだけということをご存知でしょうか。以下をご覧ください。
特約の名前 | 特約の内容 | 重要度 |
---|---|---|
運転者限定特約 | 運転者を制限して保険料を安くする特約 | △ |
子供特約 | 年齢条件を引き下げずに子供も保障対象にする特約 | △ |
個人賠償責任特約 | 自動車以外の事故で発生した損害も補償する特約 | △ |
臨時運転者特約 | 契約者と家族以外が運転した場合でも補償する特約 | × |
免ゼロ特約 | 1回目の車両事故だけは自己負担がナシになる特約 | × |
新車特約 | 事故を起こした後の新車の購入費用を負担する特約 | △ |
他者運転危険担保特約 | 他人の車を運転した時に起きた事故を補償する特約 | × |
全損時諸費用補償特約 | 事故後の新車購入時の諸費用を補償する特約 | × |
ファミリーバイク特約 | 原付と125cc以下のバイク運転中の事故も補償する特約 | △ |
おりても特約 | 車を降りたあとに発生したケガなどを補償する特約 | △ |
弁護士費用特約 | 事故後に発生する弁護士や訴訟費用を補償する特約 | ○ |
上記は主な自動車保険の特約と補償内容になりますが、はっきりってこの中から使うべきなのは「弁護士費用特約」だけです。
実際にファイナンシャルプランナーである筆者は、弁護士費用特約しか使っていません。
何故かというと、究極的に「弁護士費用特約」だけで全てのトラブルが解決できるから。
もしこの事実について理解していなければ、「この特約も必要かもしれない」と無駄に特約をつけてしまい、とんでもない金額の保険料になっていたかもしれませんよ?
しかし、ご安心を。今回ファイナンシャルプランナー(FP)である筆者が、自動車保険特約の基礎知識はもちろんのこと、特約の種類やどの特約が必要なのかを深掘りします。
自動車保険に特約をつけようと思っている人、特約についてもっと知っておきたいという人には、必見の内容となっていますので、ぜひ最後までご覧ください。
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【基礎知識】自動車保険の特約とは何のこと?存在意義は?
まずは「自動車保険の特約とは一体何なのか」という基礎知識について、紹介していきましょう。
もちろん「自動車保険の特約には、具体的にどんな種類があるのか知りたい」という人は、次の「どんな種類がある?代表的な自動車保険の特約11選」まで飛ばしてもらって構いません。
また、ファイナンシャルプランナーが実際に使っている特約は何なのか知りたい人は「ほとんどがムダ?FPが実際に利用するたった1つの特約」まで飛ばしてください。
自動車保険の特約とは?
自動車保険の特約とは、保険の主な内容となる「対人賠償保険」「対物賠償保険」そして「車両保険」に付加するもの
つまり「オプション」であり、究極的には付けても付けなくても構わないものになります。
そんな自動車保険の特約ですが、何のために存在するかというと「対人賠償保険」「対物賠償保険」「車両保険」では対応することができない事例をサポートするために存在します。
また特約によっては、保険そのものの補償の幅を制限して、保険料を減らすという効果もありますよ(運転者限定特約など)。
つまりは、もともとの保険内容を自分好みにカスタマイズするために存在するわけです。
自動車保険特約の存在意義
自動車保険の特約は保険会社同士の競争の中で、各社の差別化要素として生まれました。
保険の主な内容(「対人賠償保険」「対物賠償保険」「車両保険」)ははっきり言って、保険の素人にとっては、大きな違いを実感することができません。
一方、特約は会社ごとの特色が出せるため、差別化のために様々な種類が作られたのです。
しかしお客様のために作られた特約は、結果的に保険の複雑化を招いてしまい、素人がより自動車保険について理解できないという事態になってしまいました。
そのため、現在では複雑化を防ぐべく、特約の種類は少なめになっています。
どんな種類がある?代表的な自動車保険の特約11選
現在の自動車保険において、どのような保険特約があるのか、主な特徴とともに紹介していきましょう。
なお、特約の名前は自動車保険会社によって、若干変わるので注意が必要です。
ただ、以下に紹介する特約の内容をきちんと知ってしておけば、名前が変わったとしても「これはあの特約のことだな」と理解することができるでしょう。
ではさっそくですが、主な特約と特徴をみてみましょう。以下の通りになっています。
特約の名前 | 特約の内容 | 重要度 |
---|---|---|
運転者限定特約 | 運転者を制限して保険料を安くする特約 | △ |
子供特約 | 年齢条件を引き下げずに子供も保障対象にする特約 | △ |
個人賠償責任特約 | 自動車以外の事故で発生した損害も補償する特約 | △ |
臨時運転者特約 | 契約者と家族以外が運転した場合でも補償する特約 | × |
免ゼロ特約 | 1回目の車両事故だけは自己負担がナシになる特約 | × |
新車特約 | 事故を起こした後の新車の購入費用を負担する特約 | △ |
他者運転危険担保特約 | 他人の車を運転した時に起きた事故を補償する特約 | × |
全損時諸費用補償特約 | 事故後の新車購入時の諸費用を補償する特約 | × |
ファミリーバイク特約 | 原付と125cc以下のバイク運転中の事故も補償する特約 | △ |
おりても特約 | 車を降りたあとに発生したケガなどを補償する特約 | △ |
弁護士費用特約 | 事故後に発生する弁護士や訴訟費用を補償する特約 | ○ |
なお上記に挙げた以外でも、保険会社によっては特別な特約を要している場合もあります。
実際に特徴的なCMで頭に残りやすい「イーデザイン損保」は、一風かわった特約を用意しています。
https://www.youtube.com/watch?v=9F7iV7TatBs
具体的には「女性のお顔手術費用特約」と呼称される、女性の方を限定とした手術費用負担補償を行っているのです。
※画像出典:イーデザイン損保「女性のお顔手術費用特約 紹介ページ」より
他にもアクサダイレクトのペットにも補償が及ぶ「ペットプラス」など、オリジナリティーのある特約はたくさんありますが、利用用途としては非常に限定的なのは否めません。
そのため、その保険会社オリジナルの特約は、一律で重要度は×から△と思っていただいて問題ないでしょう。
ほとんどがムダ?FPが実際に利用するたった1つの特約
ここまで紹介してきた通り、特約には様々な種類がありますが、はっきりって全てをつける必要は一切ありません。
ムダに特約をつけてしまえば、使いもしない特約内容を腐らせたまま、月々の自動車保険料だけがかかってしまうという最悪の事態になってしまいます。
そのため特約を使うのであれば、厳選した特約だけをつけるべきなのです。
ファイナンシャルプランナーが使う自動車保険の特約とは?
ファイナンシャルプランナーである筆者が厳選した結果、実際に付けている特約は「弁護士費用特約」の1つになります。
弁護士費用特約についておさらいしておくと、以下の通りになりますね。
自動車事故や日常生活における事故で被害者になった場合に、ケガや車・モノの損害に対する賠償請求を弁護士に委任する際にかかる弁護士費用や、法律相談費用等を補償する特約です。
※出典:ソニー損保「弁護士特約 紹介ページ」より
なぜこの特約だけで良いかと言うと、究極的には「弁護士費用特約」だけで全てのトラブルが解決できるから。
もちろん、それ以外の特約の利用頻度・重要性・汎用性が低いからという理由もありますが。
なぜ「弁護士費用特約」1つだけで良いのか
最終的に交通事故やケガを伴うトラブルが行き着くのは「裁判」になります。
もし何らかの特約をつけていても、結果的にこじれてしまえば、裁判に突入するでしょう。
逆をいえば、裁判の時に役に立ってくれる特約があれば、早い話、全てをカバーリングすることができるのです。
「裁判なんて突入して欲しくない」と思うからこそ、他の特約をつけるのかもしれませんが、どんなに特約をつけていたとしても、裁判が避けられない事態は発生します。
相手が無保険の場合だったり、相手が暴力団関係者とあったりした場合は、裁判を使わなければあなたを守ることができません。
このように、その他の特約では絶対に補償することができない究極の状態を救ってくれるのが「弁護士費用特約」なのです。
「弁護士費用特約」に入っていると自分が動く必要はなし
実際に弁護士費用を負担してくれる「「弁護士費用特約」にさえ入っていれば、早い段階で弁護士を雇うことができるので、あなたが矢面に立つ必要はありません。
代理人としてすべて弁護士がやりとりしてくれるため、事故が起きたときにやることもありませんし、精神的に疲れることもないでしょう。
保険会社よりもトラブル解決に徹底してくれるので、非常に頼りがいのあるパートナーとなってくれますよ。
もし事故が起きてしまったのであれば、せっかく付けている「弁護士費用特約」を使って、早々に弁護士を雇い、早期のトラブル解決を図るといいでしょう。
時と場合によっては他の特約を付けるのもアリ
筆者がファイナンシャルプランナーとして自動車保険の特約を紹介する時、お客様のことを思って「弁護士費用特約だけつければ良い」と必ずアナウンスしていました。
実際のトラブル事例を知っている人ほど、「特約は弁護士費用特約だけで良い」と口を揃えていうはずです。
しかし、これはある種「極論」でもあります。「必要最低限の特約だけをつけたい」というニーズがある人に限った話ともえいるでしょう。
そのため、場合によっては他の特約をつけるという選択肢も大いにアリです。
「明らかにこの特約は自分の事情に合っている」と思うのであれば、ぜひ付帯するようにしてください。
まとめ
今回は自動車保険の特約について、深掘りしてきました。主な特約は以下のようになっています。
特約の名前 | 特約の内容 | 重要度 |
---|---|---|
運転者限定特約 | 運転者を制限して保険料を安くする特約 | △ |
子供特約 | 年齢条件を引き下げずに子供も保障対象にする特約 | △ |
個人賠償責任特約 | 自動車以外の事故で発生した損害も補償する特約 | △ |
臨時運転者特約 | 契約者と家族以外が運転した場合でも補償する特約 | × |
免ゼロ特約 | 1回目の車両事故だけは自己負担がナシになる特約 | × |
新車特約 | 事故を起こした後の新車の購入費用を負担する特約 | △ |
他者運転危険担保特約 | 他人の車を運転した時に起きた事故を補償する特約 | × |
全損時諸費用補償特約 | 事故後の新車購入時の諸費用を補償する特約 | × |
ファミリーバイク特約 | 原付と125cc以下のバイク運転中の事故も補償する特約 | △ |
おりても特約 | 車を降りたあとに発生したケガなどを補償する特約 | △ |
弁護士費用特約 | 事故後に発生する弁護士や訴訟費用を補償する特約 | ○ |
しかし上記の特約を全てつける必要はありません。本当に押さえておくべきなのは「弁護士費用特約」だけです。
多くの特約がある中で、本当に付帯すべきなのは、ごく少数であるということを理解していただけたことでしょう。
「今後自動車保険に加入しようと思っている」「特約について気になっている」という人は、ぜひ今回の記事の内容を参考にしてみてください。
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自動車保険は同じ保険プランなのに、保険会社によって値段がマチマチ・・・
同じ保証なのに、5万以上安くなった人もたくさんいます。
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