乗っていた車をディーラーに下取りに出すと、下取りした車はディーラーで廃車とされるか、中古車として販売される事になります。しかし、新車ディーラーは新車を売るのが本業なので、中古車販売店の様な販路は基本的に持ち合わせていません。
また、中古車として売れるであろう金額から、一定の利益や経費なども差し引いて下取り価格が決まるので、下取り価格は低い金額となりがちです。
しかし、車は高い買物なので、下取り価格を少しでも高くしてもらって、次に買う車の支払い額を減らしたいですよね。
どうすれば下取り車を高く売る事が出来るのでしょうか?以下で見ていきましょう。
下取り車を高く売るには
冒頭で書いた様に、下取り価格は低く提示される事が多いです。それでも以下の様な方法で、下取価格を高くしてもらう事が出来るかもしれません。
- 掃除をしてから下取りに出す
- 社外パーツは純正品に戻しておく
- オンシーズンに下取りに出す
- 下取りは同じメーカーで!
掃除をしてから下取りに出す
乗っていた車を下取りに出す場合、可能な限り綺麗に掃除をしておいた良いでしょう。多少綺麗にしたからといって、下取り額一気にアップするという事は無いですが、ディーラー側の心証は良くなります。
また、同様に車内のニオイについても、消臭剤などを使って消せる範囲内で消しておいた方が良いでしょう。
社外パーツは純正品に戻しておく
社外パーツについては、純正品よりも格好良くて機能が良ければいいのでは?と思うかもしれませんが、ディーラーは社外パーツよりも純正品を好む傾向に有ります。
純正品に戻せるのであれば、下取り査定前に純正品に戻しておいた方が良いでしょう。また、純正品は有るけど戻せない、という場合は、純正品もセットにして査定に出す様にしましょう。
オンシーズンに下取りに出す
車は、年中いつでも同じ様に売れるという訳ではなく、時期によって需要が異なります。一般的に、車の需要は3月に高まる(※)と言われているので、ディーラーとしても中古車を売るのであれば、高く売れるこのタイミングが良いと思っています。
※:ボーナスが入る6月や12月も需要が高まると言われています。
従って、車業界にとってのオンシーズン近辺で下取りに出すと、他の月よりは高く買い取ってもらえる可能性が高まります。
下取りは同じメーカーで!
車を毎回違うディーラーで購入していませんか?もちろんそれはそれで良いのですが、ディーラーは客との付き合いを重視します。
新しい客との関係も重要ですが、ディーラーの担当者も人間です。長い付き合いの客にはそれなりの優遇をしてあげたいと思いますよね。
従って、同じディーラーで毎回下取りしてもらっていると、色々な面で優遇してくれる事が有り、下取り価格も相場よりも高くしてもらえる可能性が高くなるでしょう。
注:車の下取り価格と新しく購入する車の値引額とは表裏一体の関係に有ります。下取り価格が高くなったからといって、満足してしまうのではなく、値引額も含めた合計の金額で損得を考える様にしましょうね。(参考記事:ディーラーの下取り価格と新車の値引き金額のカラクリ)
まとめ
いかがでしたか?下取り車を綺麗に掃除したり、ディーラーと長い付き合いをしたりする事で、下取り価格が高くなる可能性が有る事が分かりましたね。
なお、下取りに出す前に買取業者の査定に出すのもアリですよ。下取り査定の事前知識として活用出来ますし、下取りよりも買取査定の方が高い値が付く事が多いです。
車の下取り査定をする前に買取専門業者の査定を利用した方が良い理由