あなたは、車を買う際何を基準に選びますか?車は1度購入すると、ボディカラーを変える事が基本的に出来ないので、慎重に選ぶ必要が有ります。
そこで、ここでは車を買う時の色の選び方について考えていきましょう。
一般的な車の色の特徴
一般的に、車の色はどの様にして選べば良いのでしょうか?買取価格(リセールバリュー)が高い人気の色、とにかく自分が欲しい色、汚れの目立たない色、色々選ぶ基準は有りますよね。
車は色によって独特の特徴が有るので、色毎の特徴を抑えておく事が重要です。そこで、以下でボディカラー毎の特徴を簡単に紹介しましょう。色を選ぶ際の参考になりますよ。
以前は、新車でも色や塗装によっては日焼けしやすかったり塗装がハゲやすかったり、という事が有ったのですが、最近の車は心配する必要は有りません。
黄色は虫が寄って来る?!
黄色の車は「虫が寄って来やすい」という特徴が有ります。特に夏の洗車時には虫が寄って来やすく大変な様です。
注:基本的に、虫は明るいところに集まる習性が有ります。従って、必ずしも黄色にだけ虫が集まりやすいという訳では有りません。
青色は事故が多い?!
青色は、一般的に交通事故に遭う可能性が他の色の車より高い、と言われています。青色は後退色なので、車間距離が実際より長く感じる事が原因の様です。
黒は汚れが目立つ&夏は暑い?!
黒色は、高級感が漂っていて格好良いので人気が有ります。しかし、黒はとにかく汚れが目立ちます。ちょっとしたキズや汚れでも目立つので、頻繁に洗車をする必要が有ります。
また、黒色は熱を吸収し易いので、夏場は車内が暑くなりがちです。とは言ってもエアコンが有るので、そこまで気にする必要は無いですけどね。
白は人気No.1だが、汚れは目立つ
白色は、日本を含む世界中で人気No.1の色です(参考記事:車の色の人気ランキング)。従って、何色を選んだら良いかが分からない方は、とりあえず白を選んでおけば問題無いでしょう。
但し、黒と比べると汚れは目立ちにくいものの、水垢は白色の方が目立ちます。
新車の色の選び方
以下では、新車を買う際の色の選び方について、いくつかポイントを見ていきましょう。
売る時の事も考えて色を選ぶ
新車を購入する際に、売る時の事まで考えるのは少し気が早い様な感じもしますよね。しかし、大抵の方は購入した車を乗り潰す事はせずに、ある程度乗ったら買い替えることになるので、売る時の事も考えておく必要が有ります。
車の色は、売る時の買取査定価格に大きな影響を与えます。査定価格は車の人気によって変動するのですが、ボディカラーは一番に目に付く箇所なので、人気の有無に直結する為です。
従って、買取査定価格を気にするのであれば、売る時点で人気が高いと考えられる色を選んでおく必要が有ります。
一般的には、景気が良い時はカラフルなボディカラーが人気が有り、景気が悪い時は白や黒などのモノトーン系の人気が出て来ます。
但し、車を売る時の景気を予想する事は中々難しいですから、売る時に何色が人気が有るかという点は、そこまで深く考える必要は無いでしょう。
参考:白や黒などのモノトーン系は、景気に左右されにくく安定して人気が有るので、安全パイとも言えます。
車種毎のイメージカラーを意識する
(画像参照元:Favcars)
例えば、高級車に分類されるトヨタのクラウンは、「何色をイメージしますか?」と聞かれると「黒色」と答える方が多いのではないでしょうか?同様に、レクサスのSUV車のRVも黒色をイメージしますよね。
また、最近のマツダ車は赤色のイメージが強いです。これらの様に、各メーカーや車種毎にイメージカラーが有り、そのカラーを前面に出して広告を打つので、必然的に人気が出て来ます。
トヨタのテレビCMで、敢えてピンク色のクラウンを採用しているものが有りましたが、実際にはピンクのクラウンが街中で走っているのは中々見かけないですよね。みんながイメージする色からかけ離れていると、人気が出ないものなのです。
従って、車種毎のイメージカラーは新車を買う際には意識した方が良い、という事ですね。
カタログの最初のページを参考にする!
各メーカーは、新しく車を発売する際にカタログを作りますが、カタログの最初のページには人気のカラーが来ます。戦略的にそうしている部分も有るでしょうし、最初のページが一番多くの方の目に付くので人気が出るというのも有るでしょうね。
特段好みの色が無いのであれば、カタログの最初のページの色を選べば、人気車になる可能性が高く売る時も値落ちを気にする必要がなくなる、という訳です。
色が気に入っても必ず試乗を!
色とボディの組み合わせが絶妙で、衝動買いしてしまいそうな車と出会ったとしても、試乗は必ずする様にしましょう。色やデザインの好みだけで車を選んでしまうと、実際に運転したときに運転しづらいという事も有り得ます。
車は、1度買うと後になって「乗りづらいから」とキャンセルする訳にはいきません。売る事は可能ですが、特に新車だった場合は「中古車扱い」となるので、買取価格は一気に下がってしまうでしょう。
参考:購入後1回も乗っていなかったとしても、車は1度でも登録がされると新車ではなくなります。1度も乗っていないのであれば「新古車」として中古車市場に出回る事になります。
中古車の色の選び方
中古車の場合は、不人気の色は人気の色と比べると安く取引されています。従って、それほど色に興味が無い方であれば、敢えて不人気の色を選ぶというのも有りですね。
また、「好きな色が有るけど、新車で買うと値落ちが怖い」という方も、中古車であればリセールバリューを気にせずに自分の好きな色の車を購入する事が出来ます。
「色も車種もあまり人気はないけど、自分好みの車」に出会う事が出来れば最高ですね。
まとめ
いかがでしたか?車の色は「自分の好きな色だから」という理由だけで選ぶのではなく、リセールバリューや色毎の性質なども考えて買った方が良い事が分かりましたね。
とはいっても、自分の気に入らない色を敢えて買う必要は無いので、基本的には欲しい色の車を買うと良いですよ。