新車よりも劣化したイメージがある中古車だからこそ、コーティングが必要なのかどうか気になっていませんか?
コーティングとは汚れや水がつきにくくなるよう、車体全体に膜を張ること。汚れを防ぐことができるはもちろんのこと、細かい傷すらもつかなくなる
コーティングはデメリットらしいデメリットがないため、なるべくならば施工しておくべきですが、自分で中古車をコーティングする必要はありません。
たった今、中古車はコーティングしたほうがいいって言ったじゃないか!「する必要はない」って一体どういうこと?
先ほども述べた通り、コーティングそのものには非常に効果があり、施行することに価値があります。ただ、あくまでも自分でコーティングする必要はないのです。
つまり、コーティングされた状態の中古車を買うべきなのです。もっと言えばコーティングされてない中古車であったとしても、交渉すればコーティングした状態で手に入れることができますよ。
もしこの事実について知らなければ、素晴らしいメリットがあるコーティングをすることなく、中古車を手に入れることになるでしょう。
場合によっては、自費でコーティング費用を出すハメになることも…。
しかし、ご安心ください。今回の記事では「コーティングとは?」という基礎知識はもちろんのこと、どうやってタダでコーティングしてもらうのかという所まで解説していきます。
中古車販売店にコーティングしてもらう上での注意点も解説しているので、車のコーティングについて興味を持つ人には必見の内容となっていますよ。ぜひ最後までご覧ください。
【基礎知識】コーティングとは?どんな種類がある?費用・方法は?
まずはコーディングについての基礎知識を解説していきます。
「中古車にコーティングが必要かどうかだけとりあえず知りたい」と言う人は、次の「中古車にコーティングは必要なのか」まで飛ばしてもらって構いません。
コーディングとは?
そもそもコーティングとは、簡単にいうと汚れがや水がつきにくくなるように、車に「膜」を張ることです。
車に膜を貼る方法としては、ワックスがけが代表的でした。
ワックスは油が主成分であり、車の表面を油でおおって、汚れや水がつきにくくなるようにします。
ワックスは手軽ですが、効果が長持ちしないというデメリットがありました。月1でワックスがけをしなければ効果が持続しません。
ワックスがけそのものが好きな人はいいでしょうが、ただ「汚れや防止のためにやっておきたい」と思っている人からすると、非常に面倒だったのです。
そこで新たに生まれたのが「コーティング」という技術。
ワックスと違って、持続性のある科学的な成分によって車に膜を張るため、長期にわたって汚れ防止や水がつきにくくなる効果が続くようになりました。「技術革新」というやつですね。
実は3つある?コーティングの種類
実はコーティングには現在3つの種類が用意されています。具体的には以下の通り。
- ガラス系コーティング
- ポリマー系コーティング
- フッ素系コーティング
それぞれの特徴について、紹介しておきましょう。
種類1.ガラス系コーティング
ガラスの膜が車体にコーティングされるため、非常に持続性が強いのが特徴。
簡単にいうと、めちゃくちゃ薄い特殊ガラスが車体全体を守ってくれていると考えると良いでしょう。
他の2つのコーティングに比べて金額は非常に高いですが、持続性はバツグン。
6万円から8万円(車体の大きさによって変動)はかかりますが、3年は持ちますよ。
また断熱性も高いので、夏にエアコンをガンガンつけなくても、そこまで車内が暑くなりません。
さらに車の光沢や発色が向上するので、見栄えも良くなるという”いいとこづくし”のコーティング方法です。
弱点のないコーティングにしたいと思うのであれば、ガラス系コーティングにすると良いでしょう。
種類2.ポリマー系コーティング
ポリマーという素材を使って、車体全体に膜を張るのがポリマー系コーティングです。
費用は2万円から4万円と、ガラス型よりも安いので、より一般的と言えるのではないでしょうか。
ワックスよりも長持ちするため、3ヶ月間は効果が持ちます。
ただし、正しい光沢がアップする等、見栄えの向上は特にありません。
種類3.フッ素系コーティング
コーティングの中で最も安い方法が、フッ素系コーティングです。フッ素という化学成分によって車体全体に膜を張ります。
ワックスよりは長持ちしますが、2ヶ月ほどで効果がなくなってしまうでしょう。
ただ金額的には8,000円から2万円と1番安いので、とにかくコーティングをしたいと思っている人は、まずこの方法からチャレンジすべきです。
コーティングはどうやったらできる?
もしコーティングをするのであれば「プロに施行してもらう方法」と「自分でする方法」があります。
プロに施行してもらうのであれば、中古車販売店やガソリンスタンド・整備工場に持っていくと良いでしょう。
どの業者に依頼しても、基本的にはそこまで金額変わらないと思って良いですよ。
自分でコーティングすることも可能
もしコーティングを自分でするのであれば、販売店または通販サイトで薬剤を買って、塗るようにしましょう。
必要費用は薬剤だけなので、ガラスコーティングであったとしても10,000円ほどでできますよ。(つまり5〜7万円が手数料というわけですね…)
- 商品名:「硬化ガラスコーティング剤 ピカピカレインPREMIUM 」
- 価格:9,850円(税込み 送料込み)
なおポリマーコーティングであれは5,000円ほど、フッ素コーティングであれば1,000円ほどでコーティングが可能です。
- 商品名:「高濃度ポリマーコーティング/ファイングロス」
- 価格:5,600円(税込み 送料込み)
- 商品名:「SOFT99 (ソフト99) コーティング剤 フッ素コート鏡艶」
- 価格:1,100円(税込み 送料別)
やり方としてはワックスを塗るのと変わりません。基本的には車体に塗布するだけでOKです。参考として、以下の動画を確認すると良いでしょう。
中古車にコーティングは必要なのか
ここまではコーティングの基礎知識について紹介してきました。
「コーティングとは何なのか」「どれくらいの費用がかかるのか」という知識を理解していただけたことでしょう。
では早速、本題とも言える「中古車にコーティングが本当に必要なのか」という点について深掘りしていきます。
結論から言いましょう。中古車にコーティングをするのは全然アリです。アリどころか、施工した方が良いでしょう。
何故かというと基本的にコーティングは「金額がかかる」「いつか効果がなくなる」という2つ以外はメリットばかりだからです。
とにかく汚れがつかなくなるので洗車が少なくて済みますし、小石が跳ねてきたときにつくような細かい傷にも無縁です。
もしコーティングをしていない中古車を手にいれたのであれば、早い段階でコーティングをしてもらうことをお勧めします。
【総評】コーティング済みの中古車を手に入れよう
先ほど中古車はコーティングした方が良いとお伝えしましたが、できるのであれば購入前からコーティングしている中古車を買うべきです。
昨今は他社との差別化を図るために、コーティングをした状態で販売している中古車は少なくありません。
※画像出典:グーネット「中古車紹介ページ」より
「コーティング済み 中古車(車名)」で検索すると、「グーネット」や「カーセンサー」の車両ページが見つかりますよ。
もし中古車購入後にコーティングを自分でしたくないと思ってるのであれば、すでに施工した中古車を購入すると良いでしょう。
もちろんコーティングをしてない状態で発売されている中古車もあります。
しかしコーティングされていないからといって、諦める必要はありません。購入前に販売店に加工してもらえばいいのです。
購入前に中古車をコーティングしてもらう方法
どうすれば購入前にコーティングしてもらえるのかというと、ポイントとしてはたった1つ。
「コーティングをしてくれたら必ず買う」ということを宣言することです。
確実に話を通したいのであれば、コーティング以外の要望をしないでください。これでほぼ100%コーティングをしてもらえることでしょう。
コーティングした中古車を購入する際の注意点
もしコーティングをした中古車を購入をするなら、「質」には注意してください。実はコーティングをいい加減にしてしまう業者って結構います。
実際にいい加減かどうかを見分けるのは、一般の人にとっては難しい事なので、自社の利益の為に甘えが出ることもあるのでしょう。
もし知り合いに車に詳しい人(整備士や中古車査定士など)がいたら、お願いをして一緒に中古車を見にいってもらうのが一番です。
もし知り合いにそんな人がいないなら、信頼できる中古車販売店で購入しましょう。
ネットの口コミや知り合いの情報を利用するのもいいですが「JPUC」に加盟しているかどうかを判断基準にするのが一番安心ですよ。
JPUC加盟業者ならコーティング技術も信じられる
「JPUC」は会社の重要情報を開示したり、すでに加盟している業者の推薦を受け、なおかつ厳しい審査をクリアしてきた業者だけが加盟できる団体です。
中古車業界の中でも、選りすぐりの健全な強者だけが揃っています。
コーティング技術も高いので、キチンと仕上げてほしいと思っているのであれば、「JPUC」に加入している業者を使うようにしてください。
なお、「JPUC」に加盟しているかどうかは公式ホームページを見ればすぐにわかるので、中古車を購入する前には「JPUC」公式ページの加盟業者一覧をチェックすることをオススメします。
まとめ
中古車を購入するのであれば、コーティングをした状態で手に入れたほうが絶対にいいです。
コーティングはゴミも傷も防いでくれますし、水よけにもなります。
とにかくいいとこずくめなので、施工してもらうのに越したことはないでしょう。
昨今ではコーティングをした状態の中古車が普通に販売されています。
うまく交渉すれば納車前にコーティングした状態で手に入れることができるでしょう。
もし中古車を購入しようと思っているのであれば、今回の知識をぜひ参考にしてみてください。
以上「中古車は自分でコーティングする必要なし!種類や無料で施工される方法を解説」でした。最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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