カムリはアメリカを中心に展開していたため、日本では最近までその存在を忘れ去られつつありました。街中でも見かける事はあまり無かったのではないでしょうか。ちなみに、北米の市場では9年連続で乗用車ベストセラーカーに選ばれる等、海外での人気は揺るぎないものとなっています。
日本では、2011年9月にハイブリッド専用車となったことで再び注目を浴びることになり、ミドルクラスセダンとしての確固たる地位を築き上げています。
中古車査定相場予想
(2015年7月10日 現在)
参考媒体 | 形態 | 価格(単位:万) |
---|---|---|
価格.com | 個人売買 *1 | 86~288 |
カーセンサー | 買取相場 | 232.7 |
Goo-net | 市場価格 | 102.3 |
注:goo-netは現行モデルであるハイブリッド以前も含まれているため低めに算定されています。
カムリの平均的な中古車査定相場は、130万~220万円と予想されます。(*2)
*1 価格com-ヤフオク予想買取価格より。
*2 上記3媒体の「個人間売買」「実際の買取価格」「市場価格」から判断した予想額。
なお、上記は年代等を考慮していない車全体の平均買取価額の予想です
スペック
項目 | 詳細 |
---|---|
新車価格帯 | 304万~382万 |
車種 | セダン |
燃費 | 23.4~25.4km/L |
排気量 | 2.493L |
エコカー減税 | 重量税100%+取得税100% |
乗員 | 5人乗り |
ドア数 | 5ドア |
全長×全幅×全高 | 4850×1825×1470mm *1 |
パワーウェイトレシオ | 9.625kg/ps *1 |
*1 Gパッケージの場合
燃費について
旧型のカムリと比べると新型はハイブリッドということもあり、倍以上の燃費性能になりました。
JC08モードの燃費消費率は、最高で25.4km/L(ハイブリッドグレード16インチアルミホイールを装着した場合)です。
街乗りでは15km前後、高速道路で20km程度まで走れる様ですので、及第点と言えるでしょう。
ピックアップポイント
カムリの注目したい重要ポイントを紹介していきます。
■動力性能が自慢■
2.5Lエンジンとモーターを組み合わせたハイブリッドシステムは、低回転域からの力強い加速がカムリの自慢です。さらに、バランスシャフトを採用する事でエンジンの振動を抑制し、滑らかなフィーリングになっています。
■静かな安定した走り■
ハイブリッドシステムというだけでなく、遮音性に優れたガラスや整流板(風切り音を抑える)を採用している事で、走行中はノイズが気になる事はほとんどありません。
■足回りの完成度が高い■
カムリ自体はスポーティな設計という訳ではないですが、空気の渦をつくるフィンを取り付けることによって、直進安定性や操舵に正確に反応するなど、実用的でさらに上質なセダンとして完成度の高い仕上がりになっています。
カムリの変遷
1980年1月セリカのセダン版として登場し、当時は「セリカ・カムリ」という名前で売られていました。なお、カムリの名前は「冠(かんむり)」の異表記からから来ています。
1982年3月にフルモデルチェンジし、2代目が誕生。その後も改良を重ね、2011年9月のフルモデルチェンジにより現行で9代目となります。
なお、6代目には「カムリ・グラシア」の名称で発売されており、後に、ワゴンタイプが「グラシア」として呼ばれる様になります。
2014年9月のマイナーチェンジでは、LEDクリアランスランプや4.2インチTFTカラーのマルチインフォーメーションディスプレイなどが新たに導入されています。
2015年5月には特別仕様車「ハイブリッドGパッケージ・PREMIUM BLACK」が新発売。
カムリの口コミ
・普通に乗る分には何ら不満のない、良い車だと思います。装備も必要十分なものばかりで、余分な物は削ぎ落とした感じです。
・若者向けではない、というイメージが強いですが、若者でも全然似合うと思いました。
・とにかく静かです。自身の音だけでなく、遮音ガラスで外部の音も小さくなるのでたまに不安になるくらい。モーターアシストなので、発信がとてもスムーズでいい走りな点も◎
・値段の割には内装がイマイチ・・・。色合いなどもう少し高級感を出してもいいのでは、と思いました。
・従来のカムリと比べると、遊びの要素が少なくなってしまったのが残念です。それもカムリの魅力の一つだったのに・・・。
・トランクスルーが小さ過ぎです。
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