車によっては、発売後すぐに値落ちしてしまう車と、年数を重ねてもなかなか値落ちしない車が有るって知っていますか?将来的にいつか売る前提で車を買うのであれば、値落ちしやすい車は出来るだけ避けた方が良いですよね。
そこで、ここでは値落ちしやすい車と値落ちにくい車の傾向について解説していきます。
値落ちしやすい車
値落ちしやすい車には、どういった傾向がが有るでしょうか?
高級車は急下落の可能性有り!
自動車は消耗品なので、一部のクラシック(ビンテージ)カーを除くと年々価値は減っていきます。しかし、値落ちのスピードは車によってバラツキが有ります。
中でも値落ちのスピードが速いと言われているのは、高級車全般(大型セダン)と不人気車でしょう。
高級車は、発売当初は「立派!」という目で見られるのですが、次期モデルが発表されると一気に世間の興味が移り去ってしまいます。従って、モデルチェンジをすると先代は値落ちしてしまうのです。
参考:国産高級車の代表格まで上り詰めたレクサスは、他の高級車と比べると値下がりの幅は少ない様です。
また、不人気車は新車発売後からあまり日の目を見る事が無かった様な車種ですね。不人気車があっという間に値落ちしてしまうのは、仕方のない事ですね・・・。
高級な外車は希少価値による!?
高級車の分類に入るBMWやベンツなどの外車は、日本でもかなりの数が流通しており、中古になると安く買い叩かれ、高く売りに出されるという傾向に有ります。
一方で、フェラリーの様に同じ外車でも希少価値の高い高級車は、大きなキズやトラブルが無い限り中古市場でも一定水準以下となる事は滅多に有りません。
値落ちしにくい車
では、値落ちしにくい車にはどの様な傾向が有るのでしょうか?
軽自動車は値落ちしにくい車の代表格
値落ちしにくい車の代表格としては、軽自動車が有ります。
軽自動車が値落ちしにくいのは、元々の価格が他の車と比べると安いから、という理由が大きいです。他の車と同じ様なペースで値落ちしてしまうと、中古の軽自動車が売れ過ぎて中古車市場がおかしくなってしまいますからね・・・。
販売店側からすると、中古の軽自動車は業者のオークションでも高い値が付くので、あまりウマミの無い車です。高年式の軽自動車を中古で買うくらいなら思い切って新車で買った方が良い、と言っても過言では無いですね。
人気車種は値落ちしにくいが、注意も必要
人気車種は、中古車市場での需要が有るので値落ちしにくく、高値で取引される傾向に有ります。
但し、買取業者も商売で車の売買をしています。人気車種は放っておいても売れるので、ここで何とかより多くの利益を獲得出来ないものかと考えます。
そこで、査定時に普段はスルーする様な小さなキズなども事細かく指摘して、何とか安く買い叩こうとする可能性が有ります。人気車種だからといって、油断していると思わぬ安値で買い取られる可能性が有るので、注意が必要ですね。
また、人気車種は数が増えると次第に中古車市場にも溢れて来ます。中古車市場に同じ車種が増え過ぎると需要と供給のバランスが崩れるので、一気に値落ちしてしまう事も有ります。
まとめ
いかがでしたか?車によっては、値落ちしやすいものと値落ちしにくいものとが有る事が分かりましたね。
買った車を乗り潰す気でない限り、購入時には売るときの事も考えておく事が必要です。欲しい車を希望より安く購入したとしても、後々非常に安い値段でしか売れないのであれば、それは結局のところ高い買い物だったという事になりますからね。
「高く売れないから」といって本当に欲しい車を諦めてしまう必要は無いですが、売る時の事は常に頭の片隅には置いておきたいですね。