新車を購入するときに値引き交渉できる項目としては、以下の様な物が有ります。
- 車両本体価格
- オプション・付属品
- 販売諸費用(登録手数料、車庫証明取得手数料・下取り費用)
- 税金
- 自動車ローンの金利
この車両本体価格からの値引きですが、本体価格の約10%前後の値引きを引き出すことが出来ればまずまずの商談、20%前後の値引き率を引き出すことが出来れば大成功!(20%が値引き率の最大値)と考えておくと良いでしょう。
標準は車両本体価格の5%~15%程度
標準的な値引き率は車両本体価格の5~15%程度です。平均すると約10%前後の値引き率になることが多いでしょう。(厳密に言うとディーラーは値引き率というよりも「最大値引額」という考え方をします。)
本体価格300万円の新車を購入するのであれば、本体価格から30万円程度(300万円の10%)の値引きを受けることが出来れば、値引き交渉にある程度成功したと言えます。
もちろん、値引き率・額は”購入時期・車種・グレード・担当者・購入地域”等々によっても変わるので、一概には言えませんけどね。
そして、場合によっては車両本体価格から約20%を越える値引きを受ける事も出来ます。よって20%を越える値引き率をゲット出来れば大成功と考えましょう。(30%近い値引きを受けたという報告事例も有ります)。
20%の値引き率を引き出すには!?
いくら弁が立つ人でも、常に20%を越える値引き率を引き出す事は出来ません。なぜならディーラーは車種毎に想定最大値引額を設定しているからです。
例えば、人気車種はわざわざ値引額を増やさなくても購入希望者が殺到しますので、値引額(値引き率)の基準も厳しく設定されています。一時期プリウスが大人気になったことが有りますが、あの時は平均して5万円~10万円程度の値引きしか受けられない事が多かったです。
大きな値引をゲットするためにはやはり購入時期が大切です。代表的なものとしては以下の様な時に本命の車を購入すると安くなる可能性が高くなります。
- モデルチェンジ前の車種を購入する
- 9月・3月などの報奨金目当ての安売り時期に購入する(参考:新車を安く買える時期)
タイミングを見計らいつつ「新車値引き交渉術」も駆使して、最大限の値引きを勝ち取りましょう。
注意:車両本体価格によって値引き率は変わる
車両本体価格の約20%程度の値引き率を受けることが出来れば大成功と書きましたが、これは購入しようとする車の本体価格によっても変動する事は忘れないで下さい。
100万円の車を20%値引き(値引額:20万円)するのと500万円の車を20%値引き(値引額:100万円)するのとでは、ディーラーの決算に与えるインパクトが大きく変わってきます。500万円の車から100万円も値引きする事は考えにくいですよね。
なので、値引き率はあくまでも目安と考えて、ネットや雑誌等で公開されている【○○(exプリウス)の目標値引き額!】なども参考にしながら交渉を進めていって下さい。
注意:値引き交渉をする時は「総額」ではやらない
こちらも注意点です。細かな話ですが、非常に大事な話です。
値引き交渉をする時は「総額」ではなく「項目毎」に行いましょう。項目毎に行わないから「下取り金額」と「値引金額」の調整(*)なんかをされてしまうわけです。
* 詳細は「ディーラーの下取り価格と新車の値引き金額のカラクリ」をご覧下さい。
面倒くさいですが、冒頭で紹介した「車両本体価格」「オプション」「販売諸費用」「ローン金利」毎に細かくやっていくと良い結果を得られますよ!(税金は法定費用なので値引きは出来ません。)