高速道路を走っていると、路肩で覆面パトカーが取り締まりをしている時がありませんか?
実は自分もスピードを出しいて、「もしかしたら自分が覆面パトカーに捕まっていたかもしれない…」とドキッとすることもあるでしょう。
覆面パトカーは通常のパトカーと違って、見分けがつきにくいため、どうすれば判別できるか気になりますよね。
しかし実は、結構カンタンに覆面パトカーを見分けることができることをご存知でしょうか?以下をご覧ください。
項目 | 内容 |
主な車種 | トヨタ「クラウン」 |
トヨタ「マークX」 | |
目的 | 事件捜査 |
交通取締 | |
主な出現場所 | 高速道路 |
国道 | |
バイパス | |
見た目の特徴 | バックミラーが多い |
後ろにアンテナがある | |
警官2人が乗っている | |
シルバー・黒のボディカラー | |
エンブレムが付いていない | |
動きの特徴 | 急な車線変更をする |
同じ場所を行ったり来たりする |
このように覆面パトカーにはいくつかの共通した特徴があるので、意外と見分けることが簡単にできるのです。
もし覆面パトカーの特徴について理解していなければ、うっかりスピードを出した時にあっさりと取り締まりを受けることになるでしょう。
しかし今回の記事では覆面パトカーの特徴や見分け方、走行中の対策方法まで解説しているのでご安心を。
覆面パトカーには捕まりたくないと思っている人には、必見の内容となっていますので是非最後までお読みください。
どうすれば見分けられる?知られざる覆面パトカー5つの知識
覆面パトカーはその名の通り、普通の白黒のパトカーではない「覆面」をしたパトカーのこと。
普通に道路を走っている車と同じ見た目のため、意識しなくては見分けることができません。
そんな覆面パトカーについて、押さえておくべき知識をまとめると以下の通りになります。
項目 | 内容 |
主な車種 | トヨタ「クラウン」 |
トヨタ「マークX」 | |
目的 | 事件捜査 |
交通取締 | |
主な出現場所 | 高速道路 |
国道 | |
バイパス | |
見た目の特徴 | バックミラーが多い |
後ろにアンテナがある | |
警官2人が乗っている | |
シルバー・黒のボディカラー | |
エンブレムが付いていない | |
動きの特徴 | 急な車線変更をする |
同じ場所を行ったり来たりする |
それでは覆面パトカーの特徴などについて、詳しく紹介していきましょう。
覆面パトカーの主な車種
よく見る白黒のパトカーは、トヨタの「クラウン」が多く採用されています。
※画像出典:トヨタ「クラウン紹介ページ」より
白黒パトカーがクラウンを採用しているという事情から、覆面パトカーもクラウンを採用しています。
なぜパトカーにクラウンが多いのかというと、警察が定めるパトカーの規格がクラウンに決ピッタリのため。具体的には以下のような基準が求められます。
- 4ドアのセダン型
- 排気量2500cc級以上
- 乗車定員5名
- トランクルームの床がフラット
- トランクルーム容量が450L以上
- トランクルームに常時約60kg積載可能
- 昇降機構付き警光灯を搭載して約20万km走行可能
- 上記の基準に耐えられるサスペンション構造
なお、最近ではトヨタの「マークX」を採用した覆面パトカーを見かけることも。
マークXが採用されているのも、上記のパトカー基準に適しているからという理由です。
よくある覆面パトカーを下記にまとめました。
- トヨタ ゼロクラウン(ロイヤルサルーン)
- トヨタ クラウン(ロイヤルサルーン)
- トヨタ マークX
- スバル レガシィB4
- 日産 スカイライン
ナンバー
ナンバープレートだけで判断する事は出来ませんが、警察にはそれぞれ管轄があるので、他の都道府県にまたがってスピード違反を取り締まるという事は基本的にありません。
従って、走っている地域以外のナンバーが付いている場合は覆面パトカーではない、と考えて問題有りません。
覆面パトカーの目的
覆面パトカーは、目的によって以下の3種類に分かれています。
- 取締り用 ・・・交通取締用四輪車(反転警光灯)
- 要人警護用・・・警護車
- 犯罪捜査用・・・捜査車両
事件捜査で使われる覆面パトカーは「機動捜査車両」と呼ばれ、尾行を行うためのカモフラージュとして運用されます。
一方、交通取締まりを行う覆面パトカーも、どちらかというとカモフラージュの意味合いが強いです。
いつものパトカーが道路を走っていても事故の予防にはなりますが、潜在的な違反車を取り締まることはできません。
そこで、覆面パトカーの登場です。パトカー特有の事前警戒を回避するために存在すると言っても過言ではありません。
パトカーが走っていないという理由で、油断して交通違反を起こす人を取り締まるために存在します。
覆面パトカーの主な出現場所
覆面パトカーは、主にスピードを出しやすい高速道路・国道・バイパスでよく出現します。
高速道路ではパーキングエリア・サービスエリアの出口付近に潜み、国道やバイパスでは他の車のように普通に走行しています。
国道やバイパスで、追い越し車線以外を比較的ゆっくりと走っていることが多いですね。
覆面パトカー見た目の特徴
見た目の特徴1.バックミラーが多い
覆面パトカーは必ずといっていいほど、バックミラーが2つ付いています。
※画像出典:オークファン「覆面パトカー用バックミラー」より
なぜ2つのバックミラーになっているのかというと、運転者の警官とともに助手席の警官も後ろの状況を確認するためです。
リアガラス
必ずとは言い切れないですが、一般的に覆面パトカーのリアガラスはスモークとなっており、後ろから車の内部を見る事は出来ません。
これは、後続車が車内に警官が乗っていると分かると警戒してしまうから、リアガラス部分が電光掲示板になっているから、といった事が理由と考えられます。
見た目の特徴2.後ろにアンテナがある
覆面パトカーには、後ろのトランクの上に大きなアンテナが付いています。
https://twitter.com/okiABC6007/status/837381457135841280
普通のアンテナよりも明らかに大きなモノが付いているので、意外とわかりやすいポイントになってくれますよ。
見た目の特徴3.警官2人が乗っている
覆面パトカーのパトロールでは、必ず2人の警官が乗っています。
服装としてはいつもの制服ですね。変装まではしていません。
https://twitter.com/vippersjp/status/896930922288652288
白いヘルメットをかぶっているので、並走したらすぐに分かるポイントでもあります。
見た目の特徴4.シルバー・黒のボディカラー
覆面パトカーでボディカラーが奇抜なモノはありません。基本的にはシルバーや黒を採用していますね。
https://twitter.com/nittukyo/status/1004294074415788032
前の車、覆面パトカーだと思って、散々トロトロ運転に付き合ったあげく、追い越ししたら年配者と分かった時のパラメーターの上昇率がぱない。 pic.twitter.com/2PguFryvPz
— しまりん (@yukiyuki_5050) June 10, 2018
派手な色にしてはカモフラージュの意味がありませんから、覆面パトカーに採用されるのはは地味な色以外はありえません。
見た目の特徴5.エンブレムが付いていない
覆面は普通の車についているエンブレムが無い場合が多いです。
八橋の交機にある180クラウンの交通覆面パトカーのうち、55-14から17はバンパーにレトロなオートカバー。
アンテナレスだけどグレードエンブレムも無しでこのスモークだから分かりやすい。
秋田南バイパスは70ちょいで走っている中、80で抜く野郎も多いからガンガン検挙すればいい。 pic.twitter.com/eTIOZ6d7PI— 無免許 (@gohansujiko) February 25, 2017
久しぶりに遭遇した秋田県警交通機動隊の交通覆面パトカー。
「は・・25」
車種は180ゼロクラウン。
グレードエンブレムが無くて、120マークXのホイールカバーを付けた交通覆面の教科書的な車。
室外アンテナレスで覆面特有の濃いスモーク。過去に見た物も含めると交機は27まで配備されていると思う。 pic.twitter.com/1z8p11haJM— 無免許 (@gohansujiko) April 7, 2018
このようにいずれもグレードエンブレムが付いてませんね。マークXやクラウンでエンブレム無いと要注意です。
覆面パトカー動きの特徴
動きの特徴1.急な車線変更をする
覆面パトカーはゆっくり走行していたのにも関わらず、突然急加速して車線変更を行う傾向があります。
なにやら不自然な加速をするクラウンがあったら、覆面パトカーの可能性は大です。
動きの特徴2.同じ場所を行ったり来たりする
国道でよく見られる傾向ですが、同じ場所をなんども行き来しているクラウンがあったら、覆面パトカーかもしれません。
https://www.youtube.com/embed/ROmWSStqnNc”
また側道から出て、すぐに側道に入るのも覆面パトカーのよくある動きですね。
側道は隠れる場所としては最適なのでよく潜んでいます。
こうすれば捕まらない?覆面パトカー攻略法
ここまで覆面パトカーの様々な特徴について紹介してきましたが、もう少し突っ込んでみましょう。
モラル的にあまり推奨されることではありませんが、どうすれば覆面パトカーの取締を回避できるのかという点をみていきます。
当然ながら、これまで紹介してきた特徴をチェックしておけば、覆面パトカーを見破ることはできるでしょう。
しかし運転中に全てをチェックしていくことは難しいもの。
そこで、最低限押さえておくポイントを駆使して、パトカーを攻略することが必要になってきます。
先に結論を言っておきますと、以下2つのことをおさえておけば覆面パトカーは怖くありません。
- 周りの車の運転をマネする
- 国道・高速道路・バイパスはスピードを落とす
ではそれぞれの項目について、解説していきます。
覆面パトカー攻略法1.周りの車の運転をマネする
最もシンプルかつ効果的な方法は、周りの車の運転を真似することです。
よくその道を走る人などは、覆面パトカーが出没するポイントを熟知しています。
そのため、覆面パトカーがよく出現する場所では、明らかに覆面を警戒する動きを周りの車がしてくれます。
具体的には飛ばしやすい環境であるにも関わらず、周囲の車すべてが速度控えめで走行したり、追い越し車線を使っていなかったりといった傾向が出るでしょう。
覆面パトカー攻略法2.国道・高速道路・バイパスはスピードを落とす
そもそも、取り締まりを受けたくないなら、覆面パトカーを敵に回さないことが重要です。
つまり、覆面パトカーがいるからと言って、運転を制限するのではなく、日頃から安全運転を心がければいいだけの話なのです。
スピードを出したいと思っている人ほど、覆面パトカーの餌食になります。
だからこそ、スピードを出しやすい場所にしか覆面パトカーは現れません。
本気で覆面パトカーを回避したいなら、国道・高速道路・バイパスなど、飛ばしやすそうなところで無理にスピードを出すのはやめておきましょう。
まとめ
今回は覆面パトカーの実態について、深掘りしてきました。覆面パトカーについて知っておくべき知識をまとめると、以下の通りになります。
項目 | 内容 |
主な車種 | トヨタ「クラウン」 |
トヨタ「マークX」 | |
目的 | 事件捜査 |
交通取締 | |
主な出現場所 | 高速道路 |
国道 | |
バイパス | |
見た目の特徴 | バックミラーが多い |
後ろにアンテナがある | |
警官2人が乗っている | |
シルバー・黒のボディカラー | |
エンブレムが付いていない | |
動きの特徴 | 急な車線変更をする |
同じ場所を行ったり来たりする |
覆面パトカーには意外と特徴的なポイントが出ていると、分かったことでしょう。
覆面パトカーだけには捕まりたくないと思っている人は、ぜひ今回の内容を参考にしてみてください。