車検費用の内訳とディーラーや整備工場等に頼む場合の費用相場

車検費用は様々な種類の費用から構成されています。そして、車検費用はユーザー車検をするのか、業者に依頼するのかによって異なってきます。また、依頼先によっても異なります。

そこで、今回は「車検費用の内訳」と「車検費用の相場」について紹介します。

車検費用の内訳

車検費用の内訳とそれぞれの金額は概ね以下の通りです。

*1 車両重量が1t超1.5t以下の2年分の場合です（エコカー減税不適用）。
*2 2年分の場合です（エコカー減税不適用）。
*3 契約期間が24ヶ月の場合です。
*4 保安基準適合証が有る場合（指定工場に依頼する場合）は、普通車・軽自動車共に1,100円です。
*5 法定点検や車検の為の整備をするための費用です。
*6 整備基本手数料とは別に発生する場合が有ります。

①～③の費用は「法定費用」と言われる物で、金額は固定されています。一方、④～⑦は整備費用などで、依頼する業者や車の状態によって金額は異なります。

車検費用の相場

以下のそれぞれについて、車検費用の相場を紹介します。

ユーザー車検の費用相場

ユーザー車検は車の整備から車検の手続きまで全てユーザー自身が行います。基本的に一番車検費用が安くなる車検方法です。ユーザー車検の相場は以下の通りです。

上記以外にも部品の交換が必要であれば、部品代が別途発生します。

指定整備工場の費用相場

指定整備工場は工場内で検査ラインを備えているので、運輸支局等で車を持ち込んで検査を受ける必要が有りません。そのため、検査手数料が少しだけ他の方法よりも安くなっています。

認証整備工場の費用相場

認証整備工場は車を整備する為の一定の設備が整えられていますが、工場内に検査ラインは有りません。車を運輸支局等に持ち込んで検査を受ける事になります。

トヨタなどのディーラーの費用相場

トヨタやホンダなどのディーラーは、そのほとんどが指定整備工場です（一部認証整備工場の場合も有ります）。メーカーの看板を背負っているという事も有り、サービスのレベルは高いですがその分費用も高くなります。

オートバックスやイエローハットなどのカー用品店の費用相場

郊外の大型のカー用品店の多くは工場内に検査ラインが有り、指定整備工場となっています。幅広い車種に対応しているので、気軽に車検を依頼出来ます。ただし、整備の質はディーラー工場よりはやや劣る面も有ります。

エネオスなどのガソリンスタンドの費用相場

ガソリンスタンドは、給油するついでに車検の予約が出来る上に車検費用が安いです。こういったメリットも有りますが、基本的に提携先の工場で車検・整備をするため、サービスの質はかなり不安定というデメリットも有ります。

また、代車のサービスは基本的に有りません。

ユーザー車検代行の費用相場

ユーザー車検代行業者は、車検手続きを代行するサービスを提供しています。基本的に法定点検などの整備は行いません。そのため、必要な費用は法定費用に代行手数料を加えた金額となります。

コバックやホリデー車検などの車検専門店の費用相場

車検専門店はフランチャイズ化されていて、概ねどの店舗に行っても料金は均一化されています。「車検が早い」「費用が安い」などの特徴が有り、代車サービスも付いている場合が多いです。

*1 整備・代行手数料も含まれています。業者によって表現が異なります。