中古車を買うと納車されるのが待ち遠しいですよね。
ただ個人がやっている販売店なんかだと納車まで結構待たされることもあります。
何とかして、納車までの期間を早くする方法は無いでしょうか?以下で見ていきましょう。
一般的な納車期間
中古車が契約後納車までにどれくらい時間がかかるのかを把握するのは、車の種類や車検の有無等によって異なるので難しいですが、一般的には契約後概ね1〜2週間程度(車検が無い場合)、と言われています。
しかし、場合によっては一般的な納車期間よりも早く納車される事も有りますし、遅くなる事も有ります。
早く納車出来る場合
購入した中古車に車検が残っていれば早く納車する事が出来ます。早ければ即日〜5日程度での納車も可能です。
なお、普通車の場合は車庫証明の取得には申請してから4日程度(平日申請の場合)かかるので、納車には最低でも4日は必要と考えておいた方が良いでしょう。
一方、軽自動車の場合は車庫証明が不要な地域も有るので、その分納車は早くなるでしょう。整備も殆ど必要無い状況で、必要書類も全て揃っているなどの条件が揃えば、即日で納車される事も不可能では有りません。
参考:理屈的には即日納車は不可能ではないですが、販売店の事情も有るので実際のところはあまり現実的では有りません。
納車まで時間がかかる場合
逆に、一般的な納車期間よりも長くかかってしまう事も有ります。
例えば、購入した車をカスタマイズしてから納車してもらう場合は、作業に時間が掛かるので遅くなる事が考えられます。また、購入場所と納車場所が離れている場合は、書類の受け渡しや登録に時間がかかります。
ネットを介した中古車の取り寄せになるともっと時間がかかります。
決算時期などの中古車販売店の繁忙期は、納車の順番待ちが発生し、通常より待たされる事も有るでしょう。遅いと3週間以上かかる事も有ります。
あまりに時間がかかり過ぎている場合は、ディーラーに問い合わせる様にしましょうね。
コラム:整備はいつ行っている?
中古車販売店に行くと、展示場に綺麗な車がたくさん並んでいますよね。ナンバープレートを付ければいつでも走り出せそうな感じがします。しかし、実はこの時点では、綺麗に掃除されて見栄えは良いものの、走るための整備はされていません。
参考:エンジンやエアコン、ナビなど展示場で実際に客が確認するであろう箇所については整備されています。
整備には時間もコストも掛かります。せっかく整備したのに一般客に売れず、オートオークションに出品する事になったら、その整備は無駄となります。従って、一般的に中古車販売店に展示されている車は未整備の状況、と思っておいた方が良いでしょう。
では、いつ整備をするのか?大抵の場合、整備を開始するのは客との売買契約成立後です。契約が成立すると、登録手続きに時間がかかるのでその間に整備をしてしまおう、という事ですね。
整備が原因で納車が遅れる!?
上述した様に、中古車の整備は実際に客との売買契約が成立してからスタートします。通常であれば登録手続きが終わるまでに整備は終了するのですが、整備の段階で部品交換が必要となる場合が有ります。
部品にはすぐ手に入る物と、日数がかかる特殊な部品が有ります。販売店としても、ある程度余裕をもって整備に取りかかってはいますが、特殊な部品の交換が必要となると、納車が遅れてしまう事が有るのです。
納車が遅れるとその間のアシが無い、という方は代車の手配をお願いしましょう。販売店側の都合で納車が遅れるのであれば、しっかりと対応してくれるでしょう。
納車を早めてもらう方法
上述した様に、中古車の納車までの期間は車検や整備の兼ね合いも有るので、状況によって変わって来ます。しかし、それでも何とかして1日でも納車までの日数を短くする事は出来ないでしょうか?
以下で、納車までの期間を短くする為に出来るテクニックをいくつか紹介します。
頭金は控えめに
契約時に代金の全額を払ってしまうと、代金回収という大事な業務が完了するので、担当の営業マンとしては「とりあえずの仕事は終わった」と思ってしまい、名義変更や納車がゆっくりになる事が有ります。
頭金は、契約金額の1割程度を支払えばディーラーとしては納得します。ですから、例えば納車日が確定した時点で40%を支払い、納車時に残りの50%全てを支払うといった形にすれば、担当者もテキパキと仕事をこなすでしょう。
(関連記事:車の納車の日取りは大安吉日に設定すべきなのか?)
契約書に押印する前に一言
契約書に押印の段階まで来たら、値引きやオプション関係の交渉でお互いヘトヘトになっているでしょう。しかし、ここで満足してさくっと契約書に押印してしまうのではなく、押印前に一言「いい条件にしてくれたので、気分良く契約させてもらいます。早く乗りたいので、納車は可能な限り早くお願いします。」と言うのも効果的ですね。
担当者も、労いの一言が有れば「納車まで頑張ろう!」という気持ちになってくれるはずです。
この段階で、「さらに○○を付けて下さい」といった無理強いは控える様にしましょうね。担当者に「いい加減にして下さい!」って言われかねません。車を買うとディーラーとの付き合いは長く続くので、良い関係が築ける様にしたいですね。