自動車のフロントガラスの凍結防止対策＆グッズ紹介

冬になると頻繁に起こってしまう「車ガラス凍結」ですが、なんとかならないものかと頭を悩ませていませんか？

朝起きたら車のフロントガラスが真っ白になっているため、「仕事に行かなきゃならないのに運転ができないじゃないか」と切羽詰まってしまいますよね。

しかし実は車のフロントガラスの凍結は、簡単に対処することができるのをご存知でしょうか？以下をご覧ください。

このように車のフロントガラスの凍結は、4つの方法によって解決することができます。

その中でも最強ともいえる方法が「解氷スプレー」でしょう。

少額投資で済むうえに手軽さや解決するまでの時間など、どれも優れている解決方法です。

もし上記の解決方法を知らなければいなければ、なんとなくお湯をぶっかけてフロントガラスを割ったりすることもあります。

しかし今回の記事では、しっかりと車ガラス凍結の対処方法について正しい知識を解説しているので、ガラスを破損することもないでしょう。

よく車ガラス凍結が起きる地域の人にとっては、必見の内容となってますので、ぜひ最後までお読みください。

なぜ真っ白に？車ガラス凍結が起こるメカニズム

対策を紹介していく前に、なぜ車ガラス凍結が起こるのか、そのメカニズムを紹介しておきましょう。

もちろん対策方法の方が先に知りたいという人は、次の「車ガラス凍結を解決する4つの方法を徹底比較」まで飛ばしてもらって構いません。

さて、車ガラス凍結のメカニズムですが、実は一言で言い表すことができます。

「フロントガラスについた水蒸気が凍ってしまう」から です。

日中温かったのに、夜になると急に冷えてしまう現象を「放射冷却」と言いますが、 この現象が起こると、日中の水蒸気がフロントガラスに残ったまま一気に冷やされます。

水蒸気は0度以下になれば当然凍ってしまうため、車ガラス凍結が起こるというわけ。仕組みとしては非常にシンプルです。

https://www.youtube.com/watch?v=V95SRzEe8Ss

https://twitter.com/AAA_R_0917Love/status/938527371249909760

おはようございます(^^)

今朝も、良い天気🎵
冷える朝はフロントガラスが凍る

今日も頑張っていきましょう
(*￣∇￣)ノ#フロントガラス pic.twitter.com/ce6DeTrnH8

— 片山敏明 (としちゃん) (@katatoshiaki) December 21, 2017

上記のように車ガラス凍結になってしまうことは、ネットでもよく報告されています。

凍結してしまうとフロントガラスは白一色になってしまうため、とても運転できません。

そのまま運転すると危険なので、必ず運転前に対処することが必要になってきます。

車ガラス凍結を解決する4つの方法を徹底比較

車ガラス凍結をそのままにしてしまうと危険なので、発生してしまったらすぐに解決が必要になります。

具体的な解決方法としては、以下の4つが代表的ですよ。

ではそれぞれの特徴について、詳しく見ていきましょう。

車ガラス凍結の解決方法1.「デフロスター」

手軽なのは「デフロスター」を作動させることです。

以下の画像のように扇に波が付いたようなマークがデフロスター作動スイッチですね。

※画像出典：日産自動車「デフロスタースイッチ解説ページ」より

デフロスターとは車ガラスの結露を防止するための装置です。結露よりひどい凍結にも効果がありますよ。

デフロスターによる凍結解消の様子については、以下の動画がものすごくわかりやすくまとめているので是非見てみてください。

このようにデフロスターには一定の凍結解消に効果があります。

車のガラスが凍結していることに気づいて前もって作動しておけば、凍結も解説されることでしょう。

ただし凍結になると、完全に視界がクリアになるまで10分以上は絶対にかかります。

つまり解決までの時間が問題なのです･･･。

車ガラス凍結の解決方法2.「スクレーパー」

「スクレーパー」とは凍結してしまったガラスをカリカリして、こそぎ落とすツールですね。こんな感じのグッズです。

使い方は非常にシンプル。ガラスをこそぎ落とすだけです。以下の動画がイメージ的にわかりやすいでしょう。

こそぎ落とすとなるとガラスが傷つくような気がしますが、凍結用のスクレーパーはプラスチック素材なのでご安心を。傷つくことはありません。

しかし、まあ面倒ですよね･･･。ガラス全体をすべてこぐとなると相当に面倒です。

今朝車のフロントガラスに付いた氷ガリガリしてたら硬すぎてスクレーパーが砕け散った😂

— とかげおとこ (@TOKAGEOTOKO2) January 24, 2018

上記のようにガチガチに固まっているとスクレーパーでもとれない場合もありますので、あまり実用的ではないですね。

車ガラス凍結の解決方法3.「ぬるま湯をかける」

30～40度くらいのぬるま湯を用意して、フロントガラスにぶっかけてしまいましょう。

常温の水でも効果がありますが、ぬるま湯の方が早く溶けますよ。

ただ、外の温度が寒いと、お湯をかけた後にすぐに再凍結してしまうのが難点。

デフロスターと併用したりしないと、完全に車ガラス凍結を解決することはできないでしょう。

なお、フロントガラスにぬるま湯ではなく、熱湯をかけるとのは絶対にやってはダメです。

以下の動画のようにガラスのコップに熱湯を入れると、カンタンに割れてしまいます。

https://youtu.be/c6n6ecedf5E

フロントガラスも同じガラスなので、熱湯によって割れることがあるのです。

首都圏の皆さん、明日の朝は車のガラスや家の前が積雪によりカチンコチンに凍ってることでしょう。しかし絶対にお湯をかけて溶かすというような行為はダメ絶対。余計に凍ります。そしてガラスは割れます。くれぐれもお気をつけ下さい。

— かんせる (@kanzentaicell) January 22, 2018

豪快に割れるまではいかなくても、小さな亀裂がはいったりするので要注意ですよ。

車ガラス凍結の解決方法4.「解氷スプレー」

あまり知られていませんが、融氷剤という薬剤がはいった「解氷スプレー」という商品が存在します。

持ち運びも簡単、車に積んでおけるという点も魅力ですが、特筆すべきはその効力。百聞は一見にしかず、といいますから、まずは以下の動画を見てみてください。

このようにスプレーするだけで解説できるうえに、ぬるま湯をかけるのと違って、再度凍結しないのが魅力です。以下のようにネットの反応も上々ですね。

車のフロントガラスに雪が積もったり霜が降りたりした時は絶対に水やお湯はかけたらダメ。

フロントガラス割れる。

霜取り専用の道具を使うか、霜取りスプレーを使って解氷すべし。

フロントガラス割れて何万、何十万払うより、霜取りスプレーを400〜500円握りしめて買いに行くほうがいいぞ。

— 利緒🐣 (@cattanrio) January 22, 2018

あとなんだ。
車のガラスにお湯はだめですよ。雪をどけたら解氷スプレーがベストです…なければ霜溶けるのに10分くらいかかるけど車の暖房マックス、デフロスターオンにするのです…

— 肉萬 (@2929nikuman) January 22, 2018

なお、簡単に氷が溶かしてしまう「解氷剤」ですが、実は内容は非常にシンプル。

何か危険な薬剤というわけではなく、主な成分はただの「アルコール（エタノール）」です。

それを活かして、自分で解氷スプレーを作ることもできますよ。

アルコールには解氷効果があるので、以下のようなことも可能です。

凍った車の窓にはアルコール除菌スプレー。氷がシュワっと消えてゆく♪ pic.twitter.com/7f9QZf3Ohl

— カノウシン@Final Cut Proガイドブック発売♪ (@kano_shin) December 21, 2017

このように、アルコールが入っているスプレー商品であれば何でも解凍できますよ 。

【結論】解氷スプレーが手軽かつ早い対処方法！

ここまでいくつか車ガラス凍結の解決方法を紹介してきましたが、総合的に考えると「解氷スプレー」が最も手軽かつ効果が高い対処方法でしょう。

アルコール成分さえあれば解凍することができるので、自宅にある他の除菌スプレーで代用できるのも大きな魅力です。

よく車ガラス凍結あってしまうのであれば一家に一つは解凍スプレーを用意しておくことをお勧めします。

【番外編】「解決策」も重要だけど「予防」も重要

そもそも、車ガラス凍結が起こらないのが一番です。対策だけでなく予防にも力をいれておくといいですよ。

もっともカンタンな予防方法が、フロントガラスにカバーをかけることです。以下のような商品が販売されていますよ。

先述したように車ガラス凍結は、空気中にある水蒸気がガラスに付いて起こる仕組みです。

そのため、カバーをかけて水蒸気をシャットアウトすれば、凍結しないというわけ。

https://twitter.com/zarenbourgmomo/status/941055170250604544

冬になると車のフロントガラスに氷や霜が張ることがあるわよね。一瞬、熱湯をかけてサッサと出発したい衝動にかられるけどガラスが割れる可能性があるから熱湯はNGよ。効果的な対処法として「凍結防止のカバーを装着」「事前に解氷スプレーをかけておく」「前日に酢をスプレーする」など。お試しを♪

— conohanahime (@conohanahime) December 17, 2014

事前にカバーするのは面倒ですが、カバーしないで凍って後悔･･･なんてことより良いですよね。

このようにフロントガラスをカバーして凍結を予防しつつ、もしカバーし忘れた時に備えて解氷スプレーを一つ用意しておくのがベストです。

ここまですれば朝起きてフロントガラスが凍っており、すぐに動けなくてバタバタする、なんてこともありません。

「予防」と「解決策」、両方とも用意するようにしておいてください。

まとめ

今回は頭を悩ますことが多い「車ガラス凍結の対処方法」について深掘りしてきました。

対処方法としては以下のようになります。

数ある対処方法の中でも最強なのは「解氷スプレー」を使うことだとわかったことでしょう。

凍結が起こりやすい地域にお住まいの方は、ぜひ今回紹介した意識を使うようにしてください。