テレビCMでよく目にすることも多い「カーセンサー」の一括査定を使いたいと思っている人はいませんか?
もし使うのであれば、生半可な気持ちでは絶対に使わないでください。
はっきり言ってカーセンサーを使うと、とんでもない数の電話がかかってきます。
「まだ売る気はないけど、査定額だけわかればいい」と思っている人であれば、止まることのない電話ラッシュに引いてしまうことでしょう。
カーセンサーを使うのであれば、どれだけ電話かかってくるのかを知って、それでも大丈夫という人でないといけません。
そこで今回はカーセンサーを実際に使ってみて、どれだけ電話がかかってくるのかというのを検証してみました。
カーセンサーの基礎的な知識も紹介しつつ、電話を減らす方法も解説しているので、これからカーセンサーを使ってみたいと思っている人にとっては必見の内容となっていますよ。
カーセンサーの車一括査定を使ってみようかどうか迷っているという人は、ぜひ最後まで目を通してみてください。
車一括査定サイト「カーセンサー」の基礎情報
この章ではまず一括査定サイト「カーセンサー」の基礎知識を解説していきます。
「カーセンサーの一括査定を利用した結果を先に知りたい」という人は、次の「カーセンサー一括査定を実際に利用してみた結果」まで飛ばしてもらって構いません 。
車一括査定サイト「カーセンサー」の運営会社概要
一括査定サイト「カーセンサー」といえば、住宅の「SUUMO」、バイトの「タウンワーク」でおなじみのリクルートが展開している一括査定サイトです。
https://www.youtube.com/watch?v=-4HvYGru5r8
このようにCMも定期的に流しているので、知っている人も多いのではないでしょうか。
そんな「カーセンサー」ですが、運営している会社概要としては以下のような感じです。
運営会社 | 株式会社リクルートマーケティングパートナーズ |
---|---|
所在地 | 〒104-0031 東京都中央区京橋2-1-3 京橋トラストタワー |
設立年月日 | 2012年10月1日 |
公式ホームページ | https://kaitori.carsensor.net/ |
カーセンサー一括査定を運営するのは「株式会社リクルート」ではなく、厳密には「株式会社リクルートマーケティングパートナーズ」になります。
会社は2012年に設立されていますが、「カーセンサー」というブランドそのものは1984年からスタートしていますから、歴史的には相当に長いといえますね。
最初は中古車情報誌からスタートして、中古車サイト、一括査定サイトへと徐々に進化を遂げてきています。
「カーセンサー」を他の一括査定サイトと比べるとどうなる?
一括査定サイトは「カーセンサー」だけではありません。
一括査定サイトとして、カーセンサーを使うかどうかを決めるためには、他のサイトとの違いをしっかりと把握しておく必要があります。
以下に他のサイトとの比較をまとめますが、その前に知っておくべき用語を解説しておきましょう。
車の一括査定サイトを使うのであれば、以下の用語は必ず頭に入れておいてください。
用語 | 内容 |
---|---|
提携会社数 | 査定の対象にできる社数のこと。多くの社数があるほど地方や古い車などでも査定してくれる会社が集まりやすい。 |
入力項目 | 一括査定を申込む時に入力しなければならない件数。少ないほど簡単に申込みが終わる。10項目を切ると1分以内で申込み可能 |
同時査定数 | 申込み時に査定をもらえる社数のこと。数が多いほど数多くの査定がもらいやすくなり、会社ごとの比較がしやすくなる |
これを踏まえた上でカーセンサーと、他の一括査定サイトを比較してみると、以下のようになります。
サイト名 | 提携会社数 | 入力項目 | 同時査定数 |
---|---|---|---|
カーセンサー | 約1,000社 | 12項目 | 30社 |
ズバット車買取 | 211社 | 8項目 | 10社 |
カービュー | 201社 | 10項目 | 8社 |
楽天 | 100社以上 | 11項目 | 10社 |
かんたん車査定ガイド | 42社 | 9項目 | 10社 |
カーセンサーは「提携会社数」と「同時査定数」は他を寄せ付けない圧倒的な数字を誇っています。
そのため、多くの査定を手に入れたいと思っているのであれば、カーセンサーに匹敵するサイトはスペック的には存在しないということになります。
ただ入力項目についてはどのサイトよりも一番多いため、申込にかかる手間はある程度覚悟しないといけません。
手間がかかるといっても、1分から1分30秒ほどで終わるため、そんなに苦痛になることはないでしょう。
また、その入力項目が多い分、あなたの車により強い買い取り業者がマッチングされるので、筆者としては非常にオススメしています。
カーセンサー車一括査定の利用の流れ
ここまで「カーセンサー」の基礎的な知識を紹介してきましたが、ここからは実際に使ってた場合の流れを紹介していきましょう。
カーセンサーを使う流れは、ざっと以下のような感じになります。
買取業者から連絡が来たあとは、基本的に業者とあなたとの直接やりとりになり、カーセンサーは査定そのものにまったく関わってくることはありません。
つまりカーセンサーは、買取業者と私たちをつなぐ「橋渡し役」でしかないのです。
「カーセンサー(リクルート)が査定する」なんて勘違いしている人は本当に多いですが、査定はしていないことをお忘れなく。
カーセンサーで実際に一括査定を申し込みしてみよう
ではカーセンサーを実際に利用した際の流れを、今度は実際の画面で確認していきましょう。
まずはカーセンサーの一括査定申込みページへとアクセスします。
※画像出典:カーセンサー「申込みページ」より
メーカー・車名などをクリック方式で選択していき、「申込みスタート」をクリック。
※画像出典:カーセンサー「申込みページ」より
次は車に関する詳細な情報を入力していきます。
こちらもクリック方式で入力していくことができるため、そんなに手がかかることはありません 。
※画像出典:カーセンサー「申込みページ」より
車について入力したら、次は申し込みをするあなた自身の情報を入力していかなければいけません 。
入社に関しては自動入力されているため、名前と連絡先を入力することになります。
※画像出典:カーセンサー「申込みページ」より
個人情報について入力し終えたら、査定を希望する会社を指定していきます。
「ここは査定してほしくない」というところは、チェックを外すと査定されないようになりますよ。
※画像出典:カーセンサー「申込みページ」より
ここまで入力が完了したら、最後の確認画面です。
今まで入力してきた情報に問題がないことをしっかりとチェックして送信しましょう。
※画像出典:カーセンサー「申込みページ」より
申し込みが完了したら上記のような画面が出てきます。
この画面が出てきたら、問題なく申し込みが完了したと思って間違いありません。
カーセンサーだけの機能!「メール査定」の仕方
実は一括査定サイトとして、カーセンサーだけの機能があります。それは「メール査定」です。
一括査定サイトを使うと、業者から電話がかかってくるのですが、カーセンサーはそれをメールだけに指定することができます。
実際に査定結果をメールのみにするための手順について紹介していきます。
ここまで紹介してきた通常の手順と比較しながら、確認しておいてください。
「お客様に関する情報」をいじるとメール査定になる
「お客様に関する情報」として個人情報を記載するフォームの下に、実は「任意項目」という部分があります。
下記の画像の赤枠の部分をクリックしましょう。
すると、以下のように任意項目の入力フォームが開きます。
「連絡希望時間帯」の箇所に「メール連絡のみ希望」といった内容を記載すれば、メール査定のための設定は完了です。
あとは先述したように、一括査定を依頼をすればOKです。
カーセンサーの車一括査定を実際に利用してみた結果
ではカーセンサーを使って、実際にどのような結果になったのか紹介していきましょう。
結果を解説していく上で「電話の回数」「電話の内容」という2軸に注力して解説していきます。
カーセンサーを使うとどれだけ電話がかかってくるのか
カーセンサーを使うと、どれだけ買取業者から電話がかかってくるのでしょうか。
結果については、実際の着信履歴を見てもらう方が早いでしょう。以下の着信履歴をご覧ください。
申し込みした直後から買取業者からの電話が鳴り続け、申し込み後から30分ほどで100件近くまで着信件数が膨れ上がりました。
やはり提携数や同時査定数が多いということもあって、電話の数は尋常ではありません。
生半可な気持ちで査定をお願いすると「こんなはずではなかった」と思ってしまうことでしょう。
カーセンサー経由でかかってきた電話はどんな内容か
どの業者も電話の内容としては、基本的に一緒です。
- 会社名
- 「インターネット経由での申し込みをありがとうございます」
- 査定日のアポイント
上記の内容だけささっと行っていくといった感じになります。
個人的に「インターネット経由の申し込み」と言われ、カーセンサーと言われなかったのは気になりましたね。
また基本的に女性スタッフからの電話が多く、男性スタッフからの電話はほとんどありませんでした。
どうやらアポイントを取るための専用スタッフのようで、査定担当スタッフが直接かけてくることはなかったです。
カーセンサーの「メール査定」は効果があるのか
カーセンサーには前述したように「メール査定」だけに限定できる機能があります。
この機能が実際に通用するのかどうかも検証してみました。
結論から言うと、効果は抜群でしたね。メール査定を希望したときの着信履歴はこんな感じです。
30分以内で100件ほどあった電話の回数が、3件まで減ることができました。
電話をかけてきたのは、3件ともビックモーターで自動電話システム(申込みがあったらすぐに電話をかける)が発動して、電話をかけてしまったとのこと。
なお、ガリバーも自動電話システムで電話をしてくるため、ガリバーとビッグモーターにはメール査定機能が通用しないと思ったほうがいいでしょう。
下記のように申込み時に査定先として、ガリバーとビッグモーターのチェックを外すと自動で電話がかかってくることはなくなります。
ただ逆をいえば、それ以外の会社ではメール査定機能は通用するということ。
電話があまりかかってきてほしくないと思っている人は、カーセンサーのメール査定機能を使うといいでしょう。
【総評】カーセンサーの車一括査定は本気の人向き
カーセンサーは提携数・同時査定数ともに、圧倒的に強い一括査定サイトです。
そのせいか、電話は非常に多く、正直言って処理に困るほどのレベルでした。
こう考えると、ただ単に査定の結果が知りたいと思っている人なら、カーセンサーは使わない方がいいでしょう。
着信履歴が買取業者ばかりに埋め尽くされてしまい、どちらかと言うと恐怖すら感じてしまう可能性があります。
ただ本気で高価買取をしてくれる業者を効率的にあぶり出したいと思ってる人にとって、これほど強い味方はありません。
本気ではあればあるほど「こんなに自分の車を買いたいと思っている業者がいるのか」と嬉しく思うことでしょう。
やはり一括査定サイトは、多くの査定を手に入れてなんぼのサービスです。
そう考えると、本気の人ほどカーセンサーを使うべきだと言ってもいいかもしれません。
「売る気はあるけど、いつ売るかわからない」と言ったちょっと中途半端な気持ちの人は、カーセンサーを使う際、メール査定機能を使ってください。
ガリバーやビッグモーターは通用することができませんが、業者選びの段階で外すこともできますので、メール査定を有意義に使うことができますよ。
カーセンサーの同時査定数と提携数を効果的に使いたいけど、電話ラッシュはイヤという人はメール査定機能を使うことをおすすめします。
まとめ
今回はカーセンサーを実際に使ってみて、どれだけ電話がかかってくるのかというのを検証してみました。
このように相当な件数の電話がかかってきますので、本気で売る人以外は使うのはやめた方がいいでしょう。
ただ「メール査定」にする機能もあるので、使い方によってはここまで電話件数を削減することも可能です。
カーセンサーを使ってみようかどうか迷っているという人は、ぜひ今回紹介した知識を活用してみてください。