車一括査定サイトの比較や口コミで「カービュー」ってよく目にするけど、どうなの?やっぱり「電話ラッシュ」が、あるのかな・・・
もし「カービューを使ったらめちゃくちゃ電話がかかってくる」と思っているのであれば、それは大きな間違いです。
今回実際にカービューを使ってみましたが、以下の画像のように、ものすごい数の電話はかかってきませんでしたよ。
基本的に申込みすると同時に電話ラッシュになることが多い一括査定サイトなのですが、カービューはそこまでの電話はかかってきません。(※注:申し込む地域や車種によって異なります。)
「売る気はない」「査定額だけ知りたい」と思っている人でも、カービューならば買取業者からの電話ラッシュに恐怖を覚えることはないでしょう。
このように今回の記事ではカービューの一括査定を実際に使ってみて、電話ラッシュがあるのか実態について検証してみました。
カービューの基礎的な知識や、申込みまでの流れもシンプルに解説しているので、これからカービューを使ってみたいと思っている人にとっては必見の内容となっていますよ。
カービューを使ってみようか検討している人は、ぜひ最後まで目を通してみてください。
車一括査定サイト「カービュー」とは?最初に知るべき基礎情報
この章ではまず一括査定サイト「カービュー」の基礎知識を解説していきます。
「カービューの一括査定を利用したらどうなるか先に知りたい」という人は、次の「カービュー申込みから買取業者から連絡が来るまでの流れ」まで飛ばしてもらって構いません。
一括査定サイト「カービュー」の運営会社概要
一括査定サイト「カービュー」といえば、自動車総合サイト「カービュー」が展開している一括査定です。
一括査定は「カービュー」のサイトとしてのサービスの一部と考えた方がいいでしょう。
そんな「カービュー」ですが、運営している会社概要としては以下のような感じです。
運営会社 | 株式会社カービュー |
---|---|
所在地 | 〒106-0032 東京都港区六本木一丁目4番5号アークヒルズサウスタワー |
設立年月日 | 1996年9月 |
公式ホームページ | https://carview.yahoo.co.jp/ |
カービューの一括査定を運営するのは「株式会社カービュー」です。
会社は1999年年に設立されており、約20年間自動車サイトとして運営を続けているわけですから、企業としての歴史は十分といえますね。
なお、設立当時は「ソフトバンク」の子会社でしたが、現在は「ヤフー」の子会社となっています。
誰もが知る「ヤフー」の子会社なわけですから、企業としての信頼性も十分といえるでしょう。
「カービュー」を他の一括査定サイトと比べるとどうなる?
一括査定サイトとして、カービューを使うかどうかを決めるためには、カービュー以外のサイトとの違いをしっかりと把握しておく必要があります。
以下に他の一括査定サイトとの比較をまとめますが、その前に最低限おさえておくべき用語を解説しておきましょう。
車の一括査定サイトを使うのであれば、以下の用語は必ず頭に入れておいてください。
用語 | 内容 |
---|---|
提携会社数 | 査定の対象にできる社数のこと。多くの社数があるほど地方や古い車などでも査定してくれる会社が集まりやすい。 |
入力項目 | 一括査定を申込む時に入力しなければならない件数。少ないほど簡単に申込みが終わる。10項目を切ると1分以内で申込み可能 |
同時査定数 | 申込み時に査定をもらえる社数のこと。数が多いほど数多くの査定がもらいやすくなり、会社ごとの比較がしやすくなる |
これを踏まえた上でカービューと、他の一括査定サイトを比較してみると、以下のようになります。
サイト名 | 提携会社数 | 入力項目 | 同時査定数 |
---|---|---|---|
カーセンサー | 約1,000社 | 12項目 | 30社 |
ズバット車買取 | 211社 | 8項目 | 10社 |
カービュー | 201社 | 10項目 | 8社 |
楽天 | 100社以上 | 11項目 | 10社 |
かんたん車査定ガイド | 42社 | 9項目 | 10社 |
カービューは一括査定サイトとして「提携会社数」は多い部類に入りますが、「同時査定数」は全サイトの中でも最低の数字となっています。
そのため、一回の申込みで多くの査定を手に入れたいと思っている人には、不向きのサイトといえるでしょう。
ただ逆をいえば「少数精鋭で査定してもらいたい」「あまり業者と連絡をとるのはイヤ」おと思う人との相性は良いといえます。
なお、「入力項目」については他のサイトの平均といったところで、申込を手間に感じることは早々ないでしょう。
1分程度で終わるため、その効率性にびっくりするはず。
カービュー申込みから買取業者から連絡が来るまでの流れ
ここまで「カービュー」の基礎的な知識を紹介してきましたが、ここからは実際に使った場合の流れを紹介していきましょう。
カービューを使う流れは、ざっと以下のような感じになります。
買取業者から連絡が来たあとは、基本的に買取業者とあなたとの直接やりとりになります。
つまり、カービューは査定そのものに全く関わることはなく、買取業者と私たちをつなぐ「橋渡し役」でしかないのです。
「カービューという会社が査定してくれる」「カービューが査定書を出してくれる」と思っている人は本当に多いですが、勘違いしないようにしてください。
カービューで実際に一括査定を申し込みしてみた
ではカービューを実際に利用した際の流れを、今度は実際の画面で確認していきましょう。
まずは「カービュー」の一括査定申込みページへとアクセスします。
※画像出典:カービュー「申込みページ」より
まずはメーカー、モデル、年式、走行距離とクリックで選択して、「カンタンWEB申込みスタート」をクリックします。
※画像出典:カービュー「申込みページ」より
すると上記のような画面になるので、あなたの個人情報を入力していきます。
なお車両情報については、自動入力になっていますので、自分で入力する必要はありません。
※画像出典:カービュー「申込みページ」より
ここまで入力すると、最終確認画面ともいえるページになります。
自分の情報が正しいのかどうかをチェックしたうえで、「査定会社」を選びましょう。
「もう●●社では査定をしてもらった」という場合は、左側のチェックを外すと査定の対象から外すことができますよ。
査定会社もチェックしたら、オレンジ色の「査定申込み」をクリックしてください。
※画像出典:カービュー「申込みページ」より
すると上記のような画面が出てきて、これで申込みが完了です。買取業者から連絡が来るのを待ちましょう。
カービューの一括査定を実際に活用した結果
ではカービューを使ってみた結果、実際にどのような結末になったのか紹介していきましょう。
「電話回数」「電話内容」という2つの軸に注目しながら見ていきます。
カービューを使うとどれだけ電話がかかってくるのか
カービューを使うと、どれだけ買取業者から電話がかかってくるのでしょうか。以下の着信履歴をご覧ください。
朝の8時ぐらいから徐々に電話がかかり始めましたが、適度な頻度で電話がかかってきたため、しっかりと電話に出ることができました。
朝の8時から5分から10分おきぐらいにポツポツと電話がかかってきて来ていましたが、8時33分以降は一社もかかってきませんでしたね。
つまり朝一番で一気に電話かかってきて、それ以降はかかってこないという感じだったのです。電話回数として全部で6回でした。
件数的には少ないと思いましたが、もしこれが平日で通勤中だったと考えると、少し迷惑な電話になっていたことでしょう。
カービューの電話回数は一括査定サイトの中では少ない部類
申し込みをして6件もの電話がかかっているわけですが、初めて一括査定サイトを使う人からすると、これでも多いと思うのではないでしょうか。
はっきり言いましょう、一括査定サイトの中では、今回の結果はものすごく少ない結果です。
証拠といっては何ですが、以下の着信履歴を見てください。
上記の着信履歴は「提携数」「同時査定数」とともにナンバーワンである「カーセンサー」を申し込みした時の着信履歴です。
あまりにも電話がかかりすぎて、対処ができないといった結果でした。
電話回数は30分でおよそ100件かかってきていましたから、まさしく「電話ラッシュ」だったわけです。
このようなカーセンサーの結果と比べると、 カービューの方は非常に穏やかな結果だったと言えます。
カービュー経由でかかってきた電話はどんな内容なのか
電話の内容としては基本的に一緒で、以下のような内容でした。
- 会社名
- 「インターネット経由での申し込みをありがとうございます」
- 査定日のアポイント
上記の内容だけをサクッと確認して電話を切られる、といった感じでしたね。
また基本的に女性スタッフからの電話が多く、アポイントを取るための専用スタッフの様子でした。
ちなみに6件の電話のうち、1社だけ印象に残る電話がありました。
筆者の地域にしかない地場の業者からの電話だったのですが、ノルマに追われているのか、非常に高圧的な話し方だったのです。
査定日のアポイントを取る前から「次に買う車はあるのか」など、査定そのものとは関係のないヒアリングをしてきたので、ちょっとびっくりしましたね。
レアなケースではありますが、このような電話も実際に起こりえることを頭の片隅に入れておいてください。
【総評】カービューはすぐに売るつもりがない人でも使える一括査定サイト
一括査定サイトと言えば「電話がめちゃくちゃかかってくる」「しつこい電話ばかりだ」とよく言われます。
インターネットを調べると、このような口コミを簡単に見つけることができるでしょう。
中古車の一括査定依頼登録したら3分たたないうちに電話がジャンジャン鳴る(°_°)皆様もうお仕事されているんですね〜! あ、おはようございます♪
— のんびり (@Nonbirimile) November 15, 2017
車売ろうと思って朝方3時に一括査定申請したらえげつない電話量。
— 地方でカフェ経営してます/ ムトウ (@mutonnu) May 17, 2018
車一括査定依頼出したら電話ラッシュ…正直依頼しなければよかった
— shuto@CBR600RR・XR250M・CRF150R2 (@tora_moto) May 19, 2018
筆者もカービューを実際に使う際、やはり電話がめちゃくちゃかかってくるものだと思っていました。
カービューの前に「カーセンサー」でも一括査定を行っていたため、尚更電話がかかってくるものだと覚悟していたのですが・・・。
結果としては紹介してきた通り、そこまで件数がなかったのです。
おそらく筆者のいる地域はいわゆる「地方」なので、カービューと提携する業者も少なく、電話件数が減っているのでしょう。
ただカービューは「同時査定数」が他のサイトよりも少ないため、カービューそのものに電話の件数が少なくなる要素がゼロというわけでもありません。
そう考えると、少し言い方が悪いですが、まだ売る覚悟が決まっていない「中途半端な人」にとっては、非常に都合のいい一括査定サイトなのではないでしょうか。
ただ逆を言えば「多数の業者から査定をもらうために一括査定サイトを使いたい」という本気の人にとっては、すこし物足りないとも言えます。
そのため、「本気の人はカーセンサー」、「まだまだ決意が決まらない人はカービュー」といった使い分けをするのが賢い使い方といえるでしょう。
まとめ
今回はカービューを実際に使ってみて、本当に「電話ラッシュ」が起こるのか検証してみました。
このように一括査定サイトとしてはそこまで電話がかかってこないので、初心者にはぴったりのサイトと言えるのではないでしょうか。
カービューを使ってみようか検討中という人は、今回解説してきた知識をぜひ活用してみてください。