事故の衝撃を軽減する安全装備「エアバッグ」。運転手自身やその他搭乗する可能性のある家族や友人等の事も考えて、エアバッグが標準装備されている車を購入する人も多いですよね。
車種やグレードによって、メーカーオプションでエアバッグの設置箇所を増やす事も出来ます。
このエアバッグが、車査定にプラス評価を与える事を知っていましたか?搭乗者の命を守るだけでなく、リセールバリューも高めてくれるんですね。今回はエアバッグが買取査定に与える影響について紹介します。
メーカーオプションのエアバッグが装備されていれば買取査定はプラス評価
日本自動車査定協会の査定基準によると、以下のようにエアバッグは買取査定にプラス評価を与えます。
内容 | 加点 |
---|---|
メーカーオプションのエアバッグ | 1箇所ごとに10点(1点=約1,000円) |
注:標準装備されているエアバッグは加点対象では有りません。
エアバッグが装備されていないからと言って、それだけでマイナス査定となる事は有りません。
近年、運転席と助手席のエアバッグを標準装備している車が多くなっています。その他のエアバッグに関しては、メーカーや車種、グレードによって、標準装備なのかメーカーオプションなのかは異なってきます。
■エアバッグの種類
- ■標準装備されている場合が多い
- 運転席・助手席の前方エアバッグ
■メーカーオプションの場合が多い
- 運転席・助手席のニーエアバッグ
- サイドエアバッグ
- シートクッションエアバッグ
- カーテンシールドエアバッグ(サイド・後方)
- 後席センターエアバッグ
それぞれのエアバッグの設置個所や役割については、トヨタのページを参考にしてください。
【具体例①】トヨタプリウスの場合どのように評価されるのか?
(画像出展:toyota)
2015年12月に発売された新型プリウスは、運転席・助手席のエアバックに加え、運転席・助手席のサイドエアバックとカーテンシールドエアバッグが標準装備されています。その他のエアバッグを装備出来るメーカーオプションは、2016年3月時点では用意されていません。
そのため、新型プリウスを査定に出す場合は、エアバッグに関してプラス査定を受ける事は有りません。
【具体例②】日産セレナの場合どのように評価されるのか?
(画像出展:日産)
セレナは、運転席・助手席のエアバッグが全グレードで標準装備されています。サイドエアバッグ(前席のみ)とカーテンエアバッグがメーカーオプションとなっています。
ちなみに、メーカーオプションでこの2つのエアバッグを装着出来るグレードは、20GとハイウェイスターのSエディション以外です(一部のセットオプションでは同時装着不可)。
メーカーオプションで装着しているセレナの場合は、サイドエアバッグが2箇所、カーテンエアバッグが2箇所の合計4箇所のエアバッグがプラス評価されて、買取査定金額は約4万円プラスになります。
セレナのエアバッグのメーカーオプション価格は約10万円です。車を手放す時に半分は返ってくると考えれば、お得なオプションとなるかもしれませんね。