「車を買うときは少しでも安く、売るときは少しでも高く！」
これは誰もが考える事ですよね。そんな願いを叶えてくれるのがオートオークションです。（参考：オートオークションの他にも、「カーオークション」「業者オークション」などと呼ばれる事も有ります。）
しかし、オートオークションは誰でも参加出来るという訳では有りません！一定の会員資格を満たした方しかオークションに参加する事はおろか、オークション会場に入る事すら出来ません。個人が参加するのは難しいんですよね。
そこで、ここではオートオークションに参加する方法や会員資格などについて紹介し、会員資格を有していない個人がオークションで車を売買する方法についても触れていきます。
中古車を安く買う＆高く売る事の出来る「オートオークション」とは？
（画像参照元：USS）
オートオークションとは「中古車の競り市場」の事で、全国に点在するオークション会場で大量の中古車が取引されています。
実に、市場全体の8割～9割の中古車がオートオークションを介して流通しているというのだから驚きですよね。
このオートオークションの最大の魅力は「中古車が高く売れる・安く買える」という点です。
なぜなら、買取店・販売店を介さずに中古車を売買出来るからですね。また、流通量が多く欲しい車を見つけやすい、というのもメリットと言えます。
それなら「オートオークションで車を売買したい」と思いますよね。
しかし、冒頭で書いた様に誰でもオートオークションに参加出来るわけではないんです。
オートオークションに参加するには、会員資格を満たさなければいけません。
そこで、以下ではオートオークションの参加方法や会員資格などについて見ていきましょう。
オートオークションの参加方法
まず、オートオークションの参加方法としては、以下の3パターンが有るという事を知っておきましょう（オークション会場によって若干異なります）。
- ①：オークション会場に行き、中古車を落札する
- ②：専用の衛星TV端末で出品車両情報を確認して落札する
- ③：インターネット回線で競りに参加する
中古車は新車と異なり、全く同じ状態のものは無くすべて異なるものです。
従って、基本的には①の様にオークション会場に足を運び、実車を見た上で落札するのがベストです。
しかし、オークション会場は日本全国に有り、自分の欲しい車が住んでいる所から遠く離れた場所で出品されている事も珍しく有りません。
そこで、実車を見なくてもいいという方や、実車を事前に見た上で入札自体は会場でしなくてもいい、という方の為に専用の衛星TV端末やインターネットを利用してオークションに参加する事も出来る様になっているのです。
ちなみに、筆者としてはオートオークションは一般人には少しハードルが高いため、下記紹介する「ズバット車販売」をオススメしています。
オートオークションの会員資格は？〜一般個人は参加出来ない！？〜
冒頭でも書いたように、オートオークションに参加するには一定の会員資格を満たしている必要が有ります。
参考：基本的に、後述するオークション会場に足を運んで入札をする「現車会員」の資格が無ければ、衛星端末やインターネット回線を使ってオークションに参加する資格も得られません。
オートオークション会場によって多少条件は異なりますが、概ね以下の通りです。
- ① 古物商許可証を取得後1年以上経過している。
- ② 不動産（土地）を単独所有している保証人がいる。
- ③ 車を売買する為の店舗・事業所がある。
- ④ 入会金（3万円～5万円）
- ⑤ 保証金（10万円）
これらの条件を満たしている方は入会申請をする事が可能です。申請後は書類審査（3週間程度）が行われ、無事パスすれば晴れて会員資格を取得出来ます。
参考：基本的に業者オークションに年会費はかからないですが、その代わり落札時や出品時等に手数料がかかります。また、インターネットを通じてオークションに参加する場合は、USSの様に会費が必要となるケースも有り（利用するのはCIS）。
なお、会員資格について気になるのは「個人でも可能なのか？」という点ですよね。
ここで言う個人とは個人事業者ではなく、車1台だけ売買したい一般人を指します。
この点、会員資格取得条件の「①②④⑤」は個人でも満たす事が出来ます（古物商免許を取得して1年待たなければなりませんが・・・）。
しかし、「③ 車を売買する為の店舗・事業所」の条件を満たす事は個人では不可能です。車を売買する事業者でなければ、この条件を満たす事が出来ません。
つまり、オートオークションは事業者のみ（ディーラーや買取販売店など）が参加可能な市場というわけですね。
会員資格が無い・・・それでも参加したい方の3つの方法とは？
一般人の方で、オートオークションの会員資格が無いけど「どうしてもオートオークションを利用したい！」という場合、以下の3つの方法が考えられます。
- ①古物商免許を取得し、個人事業主として中古車売買業を開業する。
- ②オートオークションの代行業者を利用する。
- ③知人・友人でオートオークションの会員資格を持っている方がいれば、その方に依頼する
①はオーソドックスな方法ですね。
但し、オークションに参加するまでに最低でも１年はかかりますし、事務所などもきちんと構えないといけないのでハードルは高めです。
元々個人事業主ならまだしも、サラリーマンの場合は非現実的な方法ですね。
個人の方が簡単に利用出来るのが②のオートオークション代行です。
これは、「個人でオートオークションに参加したいけど、会員資格が取得出来ない」というジレンマから生まれたビジネスです。
インターネットで「車 オークション 代行」などと検索すると、オークション代行業者を簡単に見つける事が出来ますよ。
オートオークション代行業者は個人に代わって、オークションに車を出品したり、落札したりしてくれます。
もちろん代行業者に多少の手数料は取られますが、それほど高い手数料ではないのでオートオークションで車を売買するメリットを十分に享受出来るでしょう。
但し、以下の点は必ず確認する様にしましょう。少なからず悪徳業者がいる様なので・・・。
- 落札価格はしっかりと開示してくれるのか
- 手数料はどれくらいなのか
- その他発生する費用は有るのか
なお、③の様に周りにオートオークションの会員がいるのであれば、その方に依頼して売買するのもいいでしょう。
まとめ〜車の業者オークションは一度経験する価値有り！〜
オートオークションに参加するには、古物商免許が必要であり一般人（個人）が会員になるのはちょっと難しい、という事を書いて来ました。
しかし、車をオートオークションで売買すればより安く買い、より高く売る事が出来るのはほぼ間違い有りません。自分で開業するのが難しい方が殆どでしょうから、オークション代行や知人に頼んででも参加してみるといいでしょう。
何千何万台という中古車がヤードに並んでいますし、会場で大勢がモニターに向かって入札している光景は圧巻ですよ！
