車は部品の交換・修理費用が高いですよね。エンジンを修理するだけで「20~30万円」かかってしまう事もざらに有ります。(車種によってはもっと高額になる事も。)
そこで、修理交換費用の節約に役立つのが「中古品」と「リビルトパーツ」です。
中古品とリビルトパーツの違い
両者はおおまかに言うと「リサイクルパーツ」ですが、違いが有ります。
- 中古品・・・廃車などから使用可能な部品を取り出し、そのまま商品として販売されているもの
- リビルトパーツ・・・部品をオーバーホールして新品同様に組み直したもの
参考:エンジンのメンテンナンス方法色々~出来ればオーバーホールもしたい
商品の数は、中古品の方が多いです。なぜなら、リビルトパーツはオーバーホールという一手間を加えるため、エンジンなどの高価な部品でないと採算が合わないからです。そのため、価格もリビルトパーツの方がやや高くなります。
エンジンなど車の重要な部品をリサイクルパーツと交換するなら、製品の品質面からリビルトパーツを選んだ方が良いでしょう。
価格は新品のパーツと比較すると、中古品がおよそ半額、リビルトパーツがおよそ3,40%安くなっています。
パーツの種類は色々
中古品は、エンジンなどの高価な部品だけでなく、ドアミラーやバンパーなど安いものも豊富に取り揃えられています。
概ね、新品のドアミラーで修理を行うと約2万円、新品のバンパーなら約5万円の修理費が必要になってしまいますが、中古パーツだとドアミラーなら4,000円~8,000円、バンパーなら15,000円程度で入手する事が出来ます。
そのため、修理の際に中古品をうまく利用する事で修理費の節約が出来ちゃうんですね。
また、内装に関する中古品も有ります。車を購入した時に、上級グレードにしたかったけど、高額になるから廉価グレードを選択した人も多いでしょう。
中古品には、上級グレードに装備されている革張りシートやカーオーディオなども安く売られているので、安い予算でグレードアップをする事も可能です。
中古パーツを利用する時の注意点
同じ車種でも型式やグレードによって、使用する部品が微妙に違います。そのため、購入した同車種の中古パーツが自分の車に合わないなんて事も。
そこで、中古パーツを利用する際には以下の事に注意して下さい。
- 型式・グレード
- 色
- 必ずしも安いわけではない
- 部品持込は業者に嫌がられる
型式・グレードについて
車種だけではなく、型式を車検証で確認する事が大切です。店舗に行く場合は、車検証のコピーを持って行くと確実ですよ。
車検証にグレードは記載されていませんが、「型式指定番号」と「類別区分番号」でグレードを判別する事が可能です。店舗で中古パーツを購入する場合は車検証のコピーがあれば、店員が調べてくれます。ネット通販を利用する場合は、ディーラーに問い合わせた方が良いでしょう。
色について
メーカーによって色の名称(トヨタ:ブラック202、スバル:クリスタルブラック・シリカ)が違い、また、同じメーカー・色でも種類(トヨタクラウン:ブラック202、プレシャスブラックパール219)が色々と有ります。適当に購入すると、部品を装着した際に違和感を覚える可能性があるので注意して下さい。
さらに、数年乗った車は少なからず色褪せしているので、修理する部品と回りの部品の「色合わせ」が必要な場合も有ります。こういった点も含めて店員さんに相談した方が良いと思います。
必ずしも安いわけではない
車種によっては中古パーツが少なく、取り寄せるのに時間を要したり高額になってしまったりする事も。そのため、修理業者に見積もりを出してもらってから、中古パーツを利用するかの判断をしましょう。
業者に嫌がられる
中古パーツの持込に対して、業者はあまり好意的ではありません。(断られる場合も。)そのため、修理の際に「中古パーツで修理してください」と業者に依頼する方が無難な選択と言えます。また、上級グレードの部品を装着する場合などは、購入した店舗で脱着料金を支払って作業して貰う事も可能です。
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