車の塗装は、購入から日数が経過するごとにどんどん劣化していきます。その原因は、紫外線や酸性雨など自然のものが多いです。
「車をいつまでも新車のようにピカピカに保ちたい」これは、全オーナーの願いではないでしょうか。
そのオーナーの気持ちに応えてくれるのが「ポリマーコーティング」です。
ポリマーコーティングの料金
まず、気になる料金を紹介します。
ポリマーコーティングの料金は、1万円~5万円です。
施工する車種や効果の持続性などによって、料金に違いが出てきます。
けっして安くはありませんが、新車の状態を保てるのであれば、高くない買い物ですよね。
それでは、ポリマーコーティングについて詳しく見ていきましょう。
ポリマーコーティングとは
ポリマーコーティングの施工工程は、下地処理とコーティングからなります。
まず、下地処理によって小さな傷や付着した汚れなど劣化部分を除去します。すると、塗装部分がまるで新車のような光沢を取り戻します。
そして、綺麗になった塗装面にコーティングをして保護膜を張り、新車のような光沢が持続するように仕上げるのが「ポリマーコーティング」です。
効果
「紫外線による変色」や「酸性雨による劣化」、「汚れの付着」などから塗装を守る効果が有ります。そのため、塗装面本来の光沢・ツヤが保持されます。
その効果と引き換えにコーティングはどんどん脆くなっていきます。なぜなら、コーティングによって塗装面の上に張られた獏が、塗装部分の劣化を防ぐための「身代わり」になっているからです。つまり、塗装が痛む代わりに、コーティングが時間の経過につれ弱くなり、効果も薄れてしまうのです。
そのため、その効果は永久には続かず、持続期間が経過すればポリマーコーティングの再施工が必要になります。
効果の持続期間
ポリマーコーティングの効果の持続期間は、およそ3ヶ月~1年とされています。
料金が安いコーティングほど持続期間は短く、高いコーティングほど持続期間は長くなります。
持続期間が分からない場合は、ポリマーコーティングを依頼した業者に再施工の時期を確認しておきましょう。
コーティング後のメンテナンス
ポリマーコーティングを施したとしても、その後の洗車は必要です。汚れが絶対に付着しないわけではないので。
とはいうものの、コーティングのおかげで汚れは付着しにくくなっているので、水洗いだけで十分に綺麗になります。洗車はかなりラクになりますね。
・ワックスはコーティングを傷付けてしまうので使用しない事
・カーシャンプーを使用する場合は、ポリマーコート専用にする事
ポリマーコーティングのデメリット
以下、ポリマーコーティングのデメリットを紹介します。
- コーティングの膜が柔らかいので、傷を防ぐ効果は無い
- 持続効果の短いものは「メンテナンス頻度」が多くなる
- 油脂分を含んでいるのでメンテナンスをしなければ汚れの原因となる 等
一度のポリマーコーティングで、ピカピカの車が永遠に保証されるわけでは有りません。コーティングに限らず、車のメンテナンスは定期的に行う事が重要です。
【参考】その他のコーティング
ポリマーコーティングの他にも、「ガラスコーティング」や「ワックス」などが有ります。
ガラスコーティングのメリット・デメリット
■ガラスコーティングのメリット
- 効果の持続期間が長い(約3年)
- 洗車傷等の小さい傷を軽減する
- 洗車は水洗いOK
■ガラスコーティングのデメリット
- 料金は高額(4万~10万円)
- 施工期間が、数日から1週間と長い(ポリマーコーティングは約1時間)
効果・持続性は、コーティングの種類の中で一番と言えます。その分料金も高くなるのがネックですね。
ワックスのメリット・デメリット
■ワックスのメリット
- 撥水性が高い
- 手入れが簡単で、安い
■ワックスのデメリット
- 雨などで簡単に流れ落ちてしまう
- 塗装を保護する性能は期待出来ない
- ワックス自体が酸化して汚れの原因となる
「安くて簡単」が最大の魅力と言えます。しかし、簡単であるが故に、効果・持続性もあまり期待出来ません。
コメント一覧
この記事へのコメントはありません。