タクシー運転手に必要な資格と得られる給料・年収の話

タクシー運転手  
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駅前や繁華街には、タクシーがたくさん走っていますよね。日常生活でタクシーが欠かせないという人も多いのではないでしょうか?

ところで、タクシー運転手になるには、どうすれば良いか知っていますか?また、タクシー運転手の年収はどれくらいなのでしょうか?以下で見ていきましょう。

タクシーの運転手には、「タクシー会社に勤める運転手」と「個人タクシーの運転手」とがいますが、ここでは前者について見ていきます。

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タクシー運転手の数・なり方~必要な資格は!?

終電間近の駅前タクシー乗り場にいくと、ひっきりなしにタクシーが来ますよね。「一体、全国でどれくらいタクシーが走ってるんだろう」と気になった方もいるのではないでしょうか?

この点、タクシーの運転手は日本に約37万人おり、平成26年度時点で法人タクシーと個人タクシーを合わせると228,325台有ります(参照元:全国ハイヤー・タクシー連合会)。

タクシー運転手の数は多いですが、平均年齢が「59歳」と非常に高齢化が進んでいます。というよりは、一線を退いた方などがタクシー運転手として働き始める事が多いため、どうしても年齢の高い方が増えてしまうのでしょうね。

街中を走るタクシー

タクシー運転手になるのに必要な資格・免許としては第2種運転免許が必要です。2種免許さえ持っていれば学歴や経験はあまり関係有りません。タクシー会社が随時運転手を募集しているので、応募すれば、よほどの事が無い限りは採用されるでしょう。

会社によっては”入社後に2種免許を取得すればOK”としている会社も有ります。


参考:東京と神奈川、大阪の中心部では、タクシーセンターの実施する地理試験に合格する事が必要です。簡単な試験という訳ではないですが、頻繁に試験が実施されており、何度でも受ける事が出来るので、失敗を恐れず受験し続ければ合格が可能です。

なお、定年は60〜65歳ですが、65歳以上となってもシルバー人材として働き続ける事が可能です。

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タクシー運転手の給料・年収

タクシー運転手の給料は、一体どれくらいなのでしょうか?

タクシー運転手の給料

平成27年のタクシー運転手(男)の平均年収は、309万7,600円となっています。月あたりの平均給料に換算すると大体月25万~26万円となります。

全産業男性労働者の全国平均が547万7,000円という事から考えると、給料は他の職種と比べると低いと言わざるを得ないですね。(参照元:タクシー運転者賃金・労働時間の現況

平均年収は都道府県によってバラツキが有り、東京や神奈川では400万円前後なのに対して、佐賀や青森などは200万円前後です。地域によって倍の差が有るってすごいですね。

なお、タクシー運転手の給与体系は歩合制が一般的です。基本給も有りますが、かなり低めに抑えられており、給料が欲しい人は頑張って客を乗せないといけません。一般的には、売上の50%程度が歩合として給料に上乗せされる様です。また、東京都などの都心部では売上の60%近くが歩合給になる様です。

タクシーの初乗り料金が下がったら、客は嬉しいけど、タクシー会社やタクシー運転手は売上や給料が下がるので悲しい、という訳ですね。

年間階級別月間給与の比較

但し、上述した様にタクシー業界は年配の方の割合が多いです。上の表を見れば分かる様に、若い方がたくさん稼ぎ出す一方で、60〜70歳台の方は給料が低いので、トータルで見た場合平均年収が低くなりがちです。従って、若い方は「給料が低いからタクシー運転手は駄目だ!」と思う必要は有りません。

勤務時間・日数

タクシー

タクシー運転手の勤務形態としては、「昼日勤・夜日勤・隔日勤務」の3種類が有ります。

昼日勤

昼日勤は、一般的なサラリーマンと同じ様な勤務スタイルです。8時間勤務で内一時間が休憩となります。タクシー会社によって異なりますが、基本的には7時〜16時、若しくは8時〜17時が多いです。

早朝にタクシーで勤務するサラリーマンなどがメインターゲットとなるので、その時間帯でいかにフル稼働出来るかで売上が変わって来ます。

昼日勤は、私生活の計画なども立て易く、規則正しい生活が出来るので女性や年配の運転手に人気です。しかし、昼日勤の人ばかり雇うと夜間の稼ぎが少なくなってしまう為、昼日勤は殆ど採用されていないのが実状です。

夜日勤

夜のタクシー

夜日勤は、昼日勤の逆パターンで、夜に8時間(内一時間は休憩)働く勤務スタイルです。一般的に、18時〜翌2時、19時〜翌3時というケースが多いです。

タクシーは22時以降の料金が割増となるので、運転手としては売上が上がり易く、高給が期待出来ます。

但し、昼日勤同様、夜日勤ばかり採用してしまうと昼間の稼ぎが少なくなってしまうので、夜日勤を採用しているタクシー会社も少ないです。

隔日勤務

タクシー業界で、最も多く採用されているのが、この隔日勤務です。1回の勤務が18時間程度(内3時間は休憩)と長いですが、勤務翌日は休み(明番といいます)になり、月の勤務日数は11〜12日程度となります。

参考:明け番は公休とは異なります。別途丸一日休みになる公休も用意されています。また出勤日の事は「出番」と言います。

勤務時間は、タクシー会社によって異なりますが、基本的に24時間営業なので、隙間無く配車出来る様にシフトが組まれています。

まとめ

いかがでしたか?タクシー運転手は、第2種免許さえもっていれば、比較的簡単に就く事の出来る職業です。給料は、他の業種と比べると低めとなっていますが、若くてまだまだ頑張れる方であれば、たくさん稼ぐ事も可能ですね。(入社後に第2種免許の取得補助を行ってくれる会社も有ります。)

なお、タクシー会社はブラック企業だという話をよく聞きますが、実際にはそんな事は有りません。タクシー会社は厚生労働省によって厳しく労働環境が管理されており、違反すると罰が与えられます。隔日勤務の運転手を見ていると、疲れている様に映るかもしれませんが、勤務自体はまともという事ですね。

ただ、中には以下の記事で書いたような労働条件の会社もあるようですが・・・。

タクシードライバーの労働条件にまつわる怖い話~労基法を逸脱した会社もある!?

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